愛がいっぱい
小学生の頃、実家で飼っていた犬との死別を経験し、二度とあんな風に心が引き裂かれるような思いを味わいたくないと思っていた。
年月を重ね、今なら看取る覚悟を持って飼えると思って迎えた猫たち。
だけど、ドラマや映画で動物が亡くなるシーンを目にするたび号泣してしまい、本当に看取る覚悟なんてできているのだろうか、と心が揺らぐ。
愛猫が元気に過ごす一日一日が愛しくて、こんな日が永遠に続いてほしいと思いながら見守っているのに、いつかいなくなる日が来るかも、なんて覚悟はできない。
元気盛りの今でさえ、初めて家にお迎えした日のこと、布団に粗相をされて廃棄した日のこと、爪切りが怖くて動物病院でお願いした日のこと…いろんなことが思い出されて、そこからの成長が日々愛おしい。
食欲旺盛だと嬉しい。
ちゃんと排泄できていると嬉しい。
安心して眠る姿が愛おしい。
愛がどんなものかを教えてくれた猫たち。
日々を大事にしながら、これからも一緒に過ごしていこう。
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