猫を飼い始めて2年。 最近、猫が溜息をつくことを知った。 しかも、男の子は主の膝の上で。 女の子は、窓辺で日向ぼっこしながら。 そもそも、猫が自発的に膝の上に乗ってくるようになったのが1ヶ月前。 「尻尾の付け根をポンポンして!」 という欲求が抑えられなくなったのか、突然飛び乗ってきたと思ったら、主の眼前に無防備にお尻を差し出してきた。 尻尾を跳ね上げて、大事な所を惜しげもなくさらしてくれる信頼は嬉しいけど、ポンポンしてると換毛期の猫の毛が眼前で舞う…。 そのうち、主が毛玉
日常的に抜ける猫の毛。 通常は、春と秋の2回、猫は換毛期を迎えると言われている。 うちの子は、たぶんシングルコートと言われるタイプなので、ブラシをかけても、換毛期だからと言ってモッサリと取れることはない。 とはいえ、やっぱり春は通常に増して抜け毛が増える。 尻尾の付け根をポンポンすれば、モワモワァ~と毛が舞う。 身体を撫でれば、一緒に毛もまとわりついてくる。 撫でるたびにまとわりつく毛、毛、毛。 一撫でするたびに手を振り払っていると、撫で終わる頃には、 「こんなに取れたの
小学生の頃、実家で飼っていた犬との死別を経験し、二度とあんな風に心が引き裂かれるような思いを味わいたくないと思っていた。 年月を重ね、今なら看取る覚悟を持って飼えると思って迎えた猫たち。 だけど、ドラマや映画で動物が亡くなるシーンを目にするたび号泣してしまい、本当に看取る覚悟なんてできているのだろうか、と心が揺らぐ。 愛猫が元気に過ごす一日一日が愛しくて、こんな日が永遠に続いてほしいと思いながら見守っているのに、いつかいなくなる日が来るかも、なんて覚悟はできない。 元気
男の子と女の子をお迎えして、こんなにも差があるのかと驚いた。 ただし、我が家限定の性差かもしれないし、生まれた背景が影響しているのかもしれないので、一般論ではなく我が家の猫紹介としてお伝えしたい。 最初にお迎えしたのは男の子。 保護猫サイトに掲載されたプロフィールから、野良のお母さん猫から生まれ、生後2ヶ月ほどの時に保護されたらしい。 我が家に来た最初こそ縮こまっていたものの、すぐに家中を探検し始め、目に留まるものすべてに手を出し、好奇心旺盛。 現在、2歳半。 インターホン
幸せだ。 我が家には、猫が2人(あえて、2匹とは言わない。)いる。 私にとっては、彼らは愛玩動物ではなく、自我を有する一個体なのだ。 極端に言えば、好奇心旺盛で内弁慶な2歳児と同居している感覚なのだ。 2人とも子猫のときに保護されて、それぞれ生後3ヶ月ほどで縁あって我が家にやってきた。 完全家猫なので、首輪はつけていない。着飾ったりもしない。 家ではフリーアドレスにしているが、そこかしこに爪とぎを置いているのが奏功したのか、壁や家具で爪とぎをすることもなく、その日その時
本を読んだり、ニュースを見たりすると、色々感じたり思ったりする。 だけど、思い返せば残ってない、ということに気が付いた。 もう5年ほど日記を書いているが、1日の振り返りを総括して書くと、1つのテーマに絞って掘り下げたことは書いてない。 そうすると、日々上書きされたり、ソーシャルメディアの投稿のように流れてしまって、「あの日あの時感じたこと」が残っていない。 これって、もったいない。 知識や経験が浅くても、その時感じたことって大事だ。 いやむしろ、知識や経験によって常識的