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知っておきたい、死亡後手続きのこと

相続や終活について学んだはいいけれど、
肝心なことはそこだけではありません

生前に考えるのが終活、
没後に考えるのが相続、

では、死亡後の手続きについて
どのぐらい知っているでしょうか?

身近な人が亡くなった時でも、
その死亡後手続きに関われるかは別のお話

もしかしたら親類の年齢や人数次第で
自分の親に時になるまで
手続きに関わることがないという方も
いらっしゃるかもしれませんね

亡くなる前に気になっていても
わからないことが多いと手が出せません…

当ブログはそんな方へ向けて、
まずは”本当の基礎”から書いていきます!



≪死亡後の手続き・届け出は多い≫

身内であればどのような関係性の方が
亡くなったのかに関わらず
あなたが死亡後の手続きを
行わなければならない時が来るかもしれません

気が動転してしまった家族に代わって
あなたが手続きを取り仕切る可能性もないとは言えません

死亡後手続きや届出人は法定ではありません
近しい血縁者が好ましいということはあっても、
その人でなければならないということは少ないのです

必要な手続きは多く、
また期限が定められているものもありますから
誰か一人に任せていては負担が大きいです

まずはすぐにやるべきこと、
期間があっても大丈夫なものなど
分担できるようなら話し合って決めましょう

死亡日から数えて
すぐに必要な手続きは二週間以内に七つ

①死亡診断書(死体検案書)の入手

病院や施設でなくなった場合には死亡診断書、
睡眠中や事故などの場合には死体検案書です

死亡診断書もしくは死体検案書は
他の手続きで使うこともあるので
受け取ったら6枚ほどコピーを取っておくとスムーズでしょう

➁死亡届・火葬許可申請書の提出

7日以内に市区町村役場に提出する義務があります

死亡診断書(死体検案書)と届出人の印鑑が必要であり
死亡届と火葬許可申請書の届出人は同じほうがよいです

③金融機関への届け出

遺族から死亡通知がない場合でも
金融機関側が独自の情報から預金を凍結します

ただし金融機関の情報網というのは
葬儀屋のコミュニティや自治体の掲示板などです

死亡通知をするまで凍結されていないケースも
あるので、通知はするものとして考えましょう

凍結に備えて生前に
本人の了解を得て葬送資金を引き出すのも手ですが
その場合は相続トラブルを防ぐために
記録を取っておきましょう

※個人への贈与扱いになってしまうと分割時に数えられてしまうことがあります

また本人の死亡後であっても必要書類の提出で
葬送に関わる費用を本人の口座から
仮払いさせることもできます

必要書類の用意が大変ですが
葬送費用の捻出に困る場合は
本人の口座から出せるということだけでも
覚えておくといいかもしれません

④年金受給停止、未支給分の請求

死亡時に年金受給者だった場合は
死亡と同時に必然的に年金受給権を喪失するので
厚生年金は10日、国民年金は14日以内に
年金事務所などへの届出が必要になります

本人の年金証書、年金受給権者死亡届に加えて
死亡診断書(死体検案書)のコピーなど
死亡事実を証明できるものが必要です

年金受給前に亡くなった場合には
この手続きは必要ありません

⑤公共料金の解約
亡くなった人が一人暮らしだった場合には
電気やガスなど生活関連をはじめ
携帯電話の解約等も必要になります

期間が明記されているものではありませんが
契約期間や内容によって
次の引き落としがなされてしまったり
契約更新されてしまったりもするので
注意して見ておく必要がありそうですね

⑥世帯主変更
世帯主の死亡の場合には14日以内に
世帯主変更の届け出は必要となります

ただし16歳未満の子供や同居人以外は世帯主になれないので
・二人暮らしで片方が亡くなった場合
・片親になり子供が16歳未満しかいない場合
など次の世帯主が明確な場合は届け出をする必要はありません

⑦国民健康保険・介護保険
保険証の返却と手続きは
期限が短いことがあるので
迅速な対応が必要なものの一つです

社会保険などの健康保険→5日以内
国民健康保険→14日以内
後期高齢者医療保険→14日以内

サラリーマンなど社会保険に加入して
生計を立てている家庭の人は
より正確に覚えておく必要がありそうですね

保険証の返却、保険資格喪失届の提出なので
社会保険の不要に入っている人がいる場合には
返却後に被扶養者分の国民健康保険への
加入手続きも必要になります

また運転免許証も返納対象なので
もし故人が免許証所有者であった場合には
警察署に返納する必要があります


《まとめ》

手続き、多かったでしょうか
全部イメージ通りだったでしょうか

葬列者への対応やお金のことなど
手続き以外のこともたくさんあります

そういう時に見落とさないように
終活でノートに書出してもらうなど
生前からの話し合いが大切です

次は”見落とされがちなもの”について
詳しく書いていこうと思うので
そちらも是非チェックしてみてくださいね

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