
非常事態における、『テレ東』と『西鉄バス』の立ち位置の話
本日は大変、地域色あふれるローカルネタとなっております。
これを書いている現状の福岡地方、台風が接近してきております。あちらこちらのお店が臨時休業の案内を出したり、各交通網も始発から運転見合わせといった状況です。
話は変わりますが、【テレ東】をご存じでしょうか。
関東のローカルテレビ局【テレビ東京】のこと。
こちらは、『開運!なんでも鑑定団』や『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』、『孤独のグルメ』『YOUは何しに日本へ?』……などなど、低予算ながらもアイディアでおもしろい番組をたくさん制作しているテレビ局です。
また、【テレ東伝説】と呼ばれる数々の逸話があることでも知られているんですよ。
【テレ東伝説】とは。
重大事件・事故が起こると番組編成を即座に変更するNHKなどに対し、テレビ東京では速報はテロップのみで行い、いつもとおりの放送を行うことからその名がついた。
どのような大事件があっても『通常営業』を行うことに対して、揶揄と安堵の気持ちを込めての、ネットスラングの一種です。
どのチャンネルを回しても、同じ内容の繰り返し……場合によっては、ショッキングな映像を繰り返して放映することに、賛同する意見ばかりではないというわけです。
大事件があったからこそ、『いつもどおり』を感じることで、ホッとするんですよね。
そのようなわけで、当時、ネット界隈における『危険度のランク付け』なるものがネタとして作られました。
レベル1:NHKが特番を開始。
⇒注意報発令クラス
レベル2:各民放キー局が特番を開始。
⇒警報発令クラス
レベル3:テレ東がテロップを入れての通常放送。
⇒避難勧告発令クラス
レベル4:テレ東が通常放送を打ち切る。
⇒避難命令発令クラス
レベル5:総理大臣が国民に向けて会見。
⇒非常事態宣言クラス
レベル6:テレ東が緊急特番を開始する。
⇒地球滅亡。少なくとも日本の終わり
ネタだとしても、これくらい『通常』を崩さないテレビ局だということが通じましたでしょうか。
実情として予算や人員の関係があるらしいのですが、局の人も半ばネタとして公認扱いになっているくらいのことなんです。
さて。
長い長い閑話休題から、ここで冒頭の話題に戻ります。
我が福岡にも、テレ東同様に、最強を誇る存在があります。
それは、西鉄バス。
福岡県内は、ほとんど西鉄バスで埋め尽くされております。独占禁止法が心配になるくらい、西鉄バスしか走ってないです。
日本で一番大きなバス会社らしいです。
まぁそんなことは置いておいて。
こちらをご覧ください。
この程度では何事も無く走らせてた九州最強といわれる西鉄バスが運休を決めた時点でただ事じゃないことが分かる pic.twitter.com/H0ydijjvWi
— きゅあにーと (@cureneet17) September 17, 2022
さすが西鉄バス。頼りになるー。
…とか言ってる場合じゃないくらいのヤバさですけど、マジです。
はい、もういっちょ。
西鉄バス運休の意味がよくわからない方へ!
— Mally🐧☂️ (@Mally_swallows) September 18, 2022
これでも走るバスです。#西鉄バス #台風14号 pic.twitter.com/wyetBE5CJ2
これらは過去のものではありますが、いかに西鉄バスが最強であるかは通じましたでしょうか(笑)。
もちろん、雪でも走るよー。
電車が止まっても、バスは動いてるから仕事は休めないという、紙一重な鬼畜仕様ではあるんですけども。
このようなテレ東と同様に最強を誇る西鉄バスが、今回の台風では運休を決定いたしました。
いかに大きな台風で危険視されているか、ということです。
まぁ、バスが走ってたら人も出ちゃうし、運転手さんたちの安全も考えて運休にしたんでしょうけどね。
いずれにしても大変な自然災害ですので、安心安全を第一に考えてお過ごしくださいませ。
明日はどうなるのかなー。コワイ。