【D-11】毎朝ちゃんと目覚めるのヤバい
遅刻が怖くて、アラームが鳴って「寝坊?!」と思いながら飛び起きることがあります。
遅刻する夢もしょっちゅう見るけど、実際に仕事で寝坊遅刻したことは一度もないです。
あまりにも遅刻にビビりすぎてるのか、昔から大体アラームが鳴る数秒前に自然と目が覚めます。(だから鳴ってから起きると寝坊だと思うのかも)
毎日当たり前に寝て起きてるけど、そもそも「起きる」ってなんなんですかね。
寝てるときって完全に意識がなくて、自分がどこの誰かとか人間であることとかも関係なく、なんならそのまま意識が戻らない可能性だって全然あるのに、6時間とか経ったら「起きる」ってなんかすごくないですか。生物すぎませんか。
しかも起きた瞬間に、自我も記憶も全部取り戻すのすごくないですか。
でも逆に、寝てる間の記憶一個もないのもっとヤバくないですか。気づいてないだけで、明日の命を担保に毎晩5億年ボタン押してる可能性だってあるかもしれない。5億年という気が遠くなるような宇宙の果てで孤独を過ごして、何事もなかったかのように朝になって目を覚ましてると思うと震えませんか。
そしてもし、何かの拍子にこっち(現実)側の意識があるまま5億年の最中に目覚めてしまったら。。
似たような感覚で、ときどき自分の意識が自分の体に埋まってることを認識してしまうときがあります。
めちゃくちゃ説明が難しいですが、なんというか、着ぐるみの中にいる感覚?みたいな感じです。
着ぐるみの中から見える範囲しか世界のことが分からないんだなって自覚して、じゃあもしこの着ぐるみが壊れちゃったら今あるこの意識ってどうなるんだろうって考えてしまいます。
考えてもどうしようもないし、きっと意識の最後を「これが最後だ」と認識することはできないと思いますが。なんか、死ぬのってなんで怖いんだろうって理屈で解こうとしてしまいます。でもまあ単純に防衛本能か、とか。
そうやってぐるぐる考えた結果、わたしの細胞のひとつひとつは、生きるためにわたしを寝かせたり起こしたり身を守ったりしてるんだな。健気だな。と思います。
生きてるのってヤバすぎる。