隠漫・ザクセスライブ・平均体重92.5kg・令和ロマンのR2D2【10月のお笑い③】
10/17 「隠漫」
ゲスト・ゆにばーす、ヤーレンズ
レポ禁止ライブなのでこの一行以降もう何も書けませんが毎回色んな意味でハラハラするライブです。
高比良くるまが覚醒する瞬間……。
10/23 「ザクセスライブ」
ザクセス主催のライブがディズニーランドだったら年パス買っちゃうねと思うぐらい毎度毎度良いメンツ。
ケビンス仁木くんが「これはグレイモヤと何が違うの?」とピュアそのものな質問を投げかけ「中MCがあります」と教えてもらって全客と全ニキキョが納得した。ほ〜ん。
トークパートが入ることでグレイモヤの圧倒的熱気を少し抑えた感じの軽やかネタライブでしたが演者のふざけ具合というか自由で意味不明なお笑いが変わらずいっぱいあって大満足。
永田敬介のネタ中なぜか強制暗転→出囃子が5秒ほど差し込まれて、どう返したらウケるか悩んだ結果めちゃくちゃ文句言った後「全部俺が悪いです」と土下座しだすところが惨めすぎておもしろかった。永田敬介の"この人かわいそすぎお笑い"はある意味人を傷つけまくるお笑いと似ている。おもしろリスカ。ヘンテコ自傷行為。そんな感じ。
でもそうじゃなくてもこの人が天才だっていうのは喋りのおもしろさから分かるから、今はどうあれいつか大逆転してほしい。真空ジェシカがスカウトされたのではなくスパナペンチがスカウトされたついでに真空ジェシカが人力舎に入ったって歴史の教科書を書き替えてダンジョン終了、次のステージへ。その頃にはまた線香花火の趣を愛する人力舎ファンが"しんじゃってる"かもしれないけど…
牛女佐野さんはサービス精神旺盛な人なのかもしれないと思う。零士が「すげえこの人喋ってないのに怖え!」って騒いだらマジでマイク持ったまま何も喋らないし、かと思ったらチョロQみたいな動きで助走つけて走り出したりする。
そんな佐野さんはコントのとき板付きで明転したときマスクつけっぱなしなのに気づいて何事もなかったかのようにポッケにしまっててお茶目でキュートだった。しらすさんが大絶叫しながら舞台に出てきて「牛女のコントは最高だ」と思いました。
しめじ大活躍のザクセスライブ楽しかったです。帰り際、カナメストーンが野方食堂でご飯食べてるのを目撃し、ほっこり帰宅。
・ハイライト
10/27 「ダイヤモンド×令和ロマン×ママタルト『平均体重92.5kg』」
大鶴肥満「誰だよこんな平均体重にしたやつ〜」
肥満の軽快なアメリカンジョークで始まったかわいいかわいいスリーマン。この3組のかわいさはキッズステーション。子供がおもろいんかおもろくないんかよくわからん顔で没頭して見ちゃうチャンネルっぽいゆるやかな中毒性があります。かわいいってやさしい毒なんや。
大阪Ⓜ️3回戦の結果発表でもちきりでした。逆に楽屋のほうが話しづらいとかなのかな。舞台だとおもろくしようというお笑い慣性の法則がはたらくけど楽屋だとTHIS IS パン岡下さんすら険しい顔になってしまうらしいので…
どうなるかわからんけどこの3組は受かってほしいなあ。万が一億が一スベったとしてもみんなのかわいさに免じて。小野さんもメロメロの肥満ちゃんを見て。「大鶴肥満はこんなにもかわいい😊」
漫才中に「土曜はライブが多いから月曜よりやだ」とか言い出すダイヤモンドの怠惰担当・野澤さん。「売れたらどうするの」と返すもう一人の怠惰担当・小野さんの質問に癇癪起こしそうになってるのもおもろかった。伊地知さんにも同じことをよく言われるらしい。「俺がピスタチオの頃は」って枕詞めちゃくちゃおもろい。今だけもうちょっと頑張ってギャラ単価を上げて食ってくには困らない程度の本数をゆるやかに続けていける息の長いおもしろ漫才師になりますように。
コーナー台本を片手に「あ〜〜僕が回さなきゃいけないいけないいけない!」みたいな感じで早口でいっぱいコーナー説明をする高比良くるま。先輩たちがみんな明確な意図を持たずにゆるやかにふざける人たちなので唯一くるまだけスポ根アニメぐらい過酷なレシーブ練習させられているようで慌ただしくておかしかった。あとこういうライブで後輩を使って変な空気にするのは大体ダイヤモンド小野さんなのですが「小野さんが悪いですよ!」と注意してくれる後輩MCはくるまぐらいしかいません。これからもダイヤモンドと仲良くしてね。ケムは太ってくれてありがとう😊
ママタルトがドンキの歌をうたっていいかどうかをネタ中に不安になるシーンがかわいかった。歌ってOKのカンペを見て踊りだすママタルトはトイストーリーのNGシーンぐらいかわいかった。あれってもうほぼあそこが本編やろ。
コーナーもネタも全て通して、大鶴肥満があんなにも太っていることによって生まれるお笑いが無限すぎてすごいなあと思った。大きくてかわいくておもしろいってすごいね!ありがとねえ
・ハイライト
10/30 「令和ロマンのR2D2」ゲスト:フランスピアノ
令和ロマンによって新たに芸人を好きにさせられる会(通称:令和ロマンのR2D2)、今回はフランスピアノでした。
むかし有ジェネに出てたのを見ててすごいネタがシャレオツな人たちという印象でしたがグレイモヤで見たネタがまたシャレオツで楽しそうでかっこええ!と思いR2D2めちゃくちゃ楽しみにしてた。
今日もそのグレイモヤのネタやってたけども2回目でもめっちゃくちゃおもろかった。ネタ終わりのトークでなかがわが「基本は誰かの"役"を演じることがなくて、僕自身としてやっている」って言ってて、だからセリフがリアルで自然なんだって話になってたのがまたおもしろかった。コントで「降りる」とかあんまりできないはずだけど、ネタの冒頭で令和ロマンの漫才とリンクするようなセリフのアドリブを入れててフラピだからできるんだなと納得した。
メタお笑い大好き人間なので令和ロマンがゲストに書き下ろすメタ漫才が毎回とても好きなんだけど、今回のはまたなんか令和ロマンがフランスピアノを愛しすぎちゃってるのが伝わってニヤニヤした。なかがわが割とノリノリでやってるのもとてもよかった。
この辺までは割と普通だったけど、最初のコーナーで山本がベタすぎる本気のボケをかましてきたことで神回となった。本当に本気でやって大いに間違えただけなのに間とかが抜群すぎて客が拍手笑いし、普通に恥ずかしくなっちゃう山本さんおもしろすぎました。天才のムーブだった。
そのあとなかがわも普通にゲーム失敗して「ジェンガがむずい」と言い1ターンで終了してしまいました。あまりにもザコでめちゃくちゃおもろい。もうかしこコント師のイメージ大崩壊でした。こんなにかわいらしい人たちだったなんて……
残りの2コーナーでは山本さんが全部かっさらってしまい、結局2:1でフラピの勝ち。フラピが期待値を数段余裕で越えてきたのでほんとにめちゃくちゃ楽しかった。さすがゲストの芸人を好きにさせられる会だけある。もっとフラピを知りたくなりました。
・ハイライト
・おわり