見出し画像

【コラム】匂いが漏れない袋の縛り方

ヘビの飼育の中では、匂いの出る廃棄物が出ることが少なくありません。
排泄物はもとより、餌の食べ残し、トレーを吹いたナフキンなどもそのままにしておくと匂いが発生します。

部屋内に匂いを発生させないことは、飼育管理の中の異常(ヘビが排泄した、ヘビが外傷を追い重篤化して膿が出ている、ヘビが死んでしまった、食べ残した餌が腐敗した)をいち早く察知するためにも非常に重要なことです。

そこで普段から清掃を徹底すると同時に、回収した廃棄物から匂いを発生させない工夫が必要です。
今回はコラムとして、匂いを完全に外部に漏らさない袋の縛り方をご紹介します。ポイントは汚物・廃棄物のサイズと比較してやや大きめの袋を用意することです。

では、図を交えながら順を追ってご紹介しましょう。

1.汚物を袋に入れて口を縛る

汚物を袋に入れて縛ります。この時、縛る箇所の上の「余剰部分」をやや多めに取るようにします。

まずは型通りに汚物をビニール袋に入れて口を縛ります。その際、この後の工程を考えて緊縛部の上の余剰部分を少し多めに取ります。
次の工程では、この余剰部分を下に折り返すことになります。

2.余剰部分を下に折り返し、袋全体を覆う

緊縛した箇所の上の余剰部分を下に折り返して、袋全体を逆方向に袋状に覆います。

縛った箇所の上、余らせておいたビニールを下方向に折り返し、袋全体を覆います。緊縛部をしっかりと縛ることで、反対にしても隙間から漏れることはありません。実際にやってみる前には不安があるかもしれませんが、試してみてください。
水1滴たりとも、隙間から漏れることはないはずです。

3.ひっくり返した(元)余剰部分をしっかりと縛る

上下逆さにした袋。口をしっかりと縛る。これで匂いは漏れません。

折り返した「(元の)余剰部分」を上に引き上げてしっかりと縛ります。余剰部分を多めに取ると縛りやすくなります。この作業を想定して、袋は汚物のサイズと比較して大きめのものを使用するのがよいでしょう。そのほうが、「縛る作業」がやりやすくなります。

4.完成!

これで匂いが漏れません。

完成です。このままで問題ありませんが、もしどうしても不安だという方は、あくまで心理的な支えとして、、、(次の工程を入れても入れなくても実際にはほとんど匂いの漏出には影響がありませんが、あくまで「心理的」な保険として、の作業になります)

5.どうしても不安な場合には袋を二重に


これをしてもしなくても、実際にはほとんど変わりません。

どうしても漏れそうな気がする、と不安な場合には袋をもう1枚使って二重としてください。ただ、実際にはこれをしなくても匂いもそのほかも漏れることはありません。漏れるようなら縛りが甘いということになりますが、そこまできつく縛らなくても漏れてくることはないと思います。
少なくとも、私は厳重に縛ったりはしていません。


今回は「匂いが漏れない袋の縛り方」をご紹介しました。このテクニックは、ヘビの飼育に限らず、さまざまなシーンで使用できると思います。
よろしければ、お試しになってみてください。

いいなと思ったら応援しよう!