【書評】 「先延ばしグセ」が治る21の方法
先延ばしグセを克服!「カエルを食べる」習慣で人生を変える
「あとでやろう」「明日でもいいか」
こんな甘い誘惑に負けて、大切なタスクを先延ばしにしてしまうことはありませんか?
「先延ばしグセ」が治る21の方法は、そんなあなたに贈る、実践的なヒント満載の1冊です。
著者のデイモン・ザハリアデス氏は、かつて先延ばしグセに苦しんでいた経験を持つブロガー。
本書は、自身の経験と心理学に基づいた、先延ばし克服のための21の方法を紹介しています。
1. 最初の難関を突破!「カエルを食べる」習慣
本書で紹介されているユニークな方法の一つが、「カエルを食べる」習慣です。
カエルとは、最もやりたくない、最も面倒なタスクのこと。
朝一番にこのカエルを食べることで、その後の行動がスムーズになり、一日を充実させることができます。
なぜ朝一番なのか?
* 頭がスッキリしていて、集中しやすい
* 先延ばしによるストレスを最小限に抑えられる
* 達成感を得て、自信に繋げられる
2. 10分間だけやってみる
「やる気が出ない」「面倒くさい」
そんなときは、まず10分間だけ取り組んでみましょう。
人間の脳は、一度動き始めると、そのまま継続する傾向があります。
10分間という短い時間なら、誰でも気軽に始められます。
**10分間の魔法**
* 最初のハードルを下げ、行動を促す
* 勢いをつけて、継続へと導く
* 課題への抵抗感を軽減する
3. 読者の心に響く著者の言葉
本書は、心理学に基づいた方法だけでなく、著者の経験に基づいた言葉も魅力の一つです。
「先延ばしは、自分への裏切りだ。」
「行動を起こすことが、先延ばしの不安と罪悪感を消し去る。」
これらの言葉は、読者の心に響き、行動への動機付けを与えてくれます。
本書を読んだ感想として
本書は、私たちが皆持つ先延ばしの傾向について深く掘り下げていますね。
私たちは、時に課題から逃げたくなる気持ちに囚われがちですが、それを乗り越える方法が提案されています。
例えば、「カエルを食べること」という表現は、気に入らない課題に取り組むことを象徴的に表現しています。
その「カエル」をできるだけ早く片づけることで、ストレスが減り、達成感が得られるのです。
また、「とりあえず10分間だけやってみる」というアプローチは、大きな課題に取り組む際のモチベーションの向上に役立ちます。
最初の一歩を踏み出すことで、その後の行動がスムーズになるという考え方は、とても実践的です。
このようなアイデアを活用することで、先延ばしの悪い習慣を改善し、より生産的で充実した人生を送ることができるでしょう。
読者のみなさんには、この方法を試してみて、自分自身の先延ばし癖を克服する手助けになることを期待します。
本書はこんな人におすすめ
* 先延ばしグセを克服したい人
* 時間を有効活用したい人
* 生産性を高めたい人
本書とあわせて読みたい書籍
本書のまとめ
- 先延ばしは人間の本性であり、誰もが課題を先送りにする傾向があります。
- 本書では、先延ばしの傾向を弱めるための方法が提案されています。
- その中で、重要なポイントは「カエルを食べること」と「とりあえず10分間だけやってみる」となっています。
- 「カエルを食べること」は、嫌な課題に直面したときに、その課題に一番初めに取り組むことを意味します。
- また、大きな課題が複数ある場合は、最初に一番嫌な課題に取り組むことが効果的とのことです。
- 「とりあえず10分間だけやってみる」は、課題全体に圧倒されず、最初のステップにフォーカスすることを提案しています。
- この方法を実践することで、行動を起こすことが不快感や罪悪感を取り除き、課題をやり遂げる勢いを生み出すことができます。
*本書は、先延ばし克服のための具体的な方法が満載の1冊です。
Amazonのオーディオブック