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【書評】 コンサルの武器 成果を出す人が必ず回避する11の論理バグ
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論理で武装せよ! 思い込みや偏見を打ち砕き、真実を見抜く思考法を手に入れる
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本書は、論理的思考の本質をわかりやすく解説し、日常に潜む論理のバグを見抜き、正しい判断を導くための思考法を伝授する一冊です。
本書は、「AならばBである」というシンプルな論理式を起点に、日常における論理的思考の落とし穴を解説します。
私たちは、無意識のうちにこの論理式に当てはめ、物事を判断しがちです。しかし、この論理式は万能ではなく、多くの誤解を生み出す可能性を秘めています。
本書では、形式論理と非形式論理の2つの論理を区別し、それぞれの特性と限界を解説します。
形式論理は、数学やコンピュータ・サイエンスなどの分野で使用される、厳密な論理体系です。非形式論理は、日常会話や意思決定など、不確実性の高い状況で使用される、柔軟な論理体系です。
形式論理は、答えが1つに決まる世界で有効ですが、現実世界は複雑で多様性に富んでいます。そのため、形式論理のみで物事を判断しようとすると、誤った結論に導かれる可能性があります。
本書では、形式論理と非形式論理を状況に応じて使い分けることの重要性を強調し、論理的に思考するために必要なスキルを具体的に説明します。
また、帰納と演繹という2つの推論方法についても解説します。
帰納は、個別の事例から一般的な法則を見出す推論方法です。演繹は、普遍的な法則から個別の事例を導き出す推論方法です。
帰納は、経験則や仮説に基づいて推論を行うため、必ずしも正しいとは限りません。演繹は、論理的に正しい推論ですが、前提となる法則が間違っていると、誤った結論に導かれてしまいます。
本書では、帰納と演繹のそれぞれの特性と限界を解説し、状況に応じて適切な推論方法を選択する重要性を説きます。
さらに、本書では、論理的思考を阻害する様々なバイアスや思い込みについても解説します。
確認バイアスやアンカリングバイアスなど、人間の思考には様々なバイアスが存在します。これらのバイアスは、無意識のうちに判断を曇らせ、誤った結論に導いてしまう可能性があります。
本書では、代表的なバイアスとそのメカニズムを解説し、バイアスの影響を受けない論理的な思考を行うための方法を伝授します。
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本書を読んだ感想として
この本は、正しい判断と問題解決のための「論理」について深く掘り下げています。
論理的思考の基礎から、論理のバグまで幅広く解説されています。
論理とは何かを理解し、日常生活でよく見られる非論理的な思考エラーを知ることで、論理的に考える力が身に付く一冊です。
まず、論理とは思考のもとになるルールであり、多くの人が正しいと認めている法則や定理のことです。
論理的に物事を考えることを「(論理的)推論」と呼びます。
例えば、「AならばBである」という形の推論は非常によく使われますが、この形式には無意識に多くのバグが含まれてしまうことがあるのです。
重要なのは、推論の正しさと結論の正しさは別物であり、前提が間違っていた場合、結論が正しくなる保証はありません。
また、この本では形式論理と非形式論理の違いについても触れています。
形式論理は、言葉を形式的に矛盾なく使うルールを持ち、主に数学やコンピューターサイエンスなどで使われるのに対し、非形式論理は一部曖昧さを許容しながら実用的に使われます。
非形式論理は、100%の真偽を判定できないものの、ある程度の精度で物事を決められるのです。
さらに、論理的思考を深めるためには「帰納」と「演繹」の理解が欠かせません。
演繹はルールを組み合わせたり解釈したりして論理を考える方法であり、帰納は複数の事例から一般的な法則を見出す推論の方法です。
実生活では、これら両方の推論方法を使い分けることが求められます。
この本を読むことで、論理的思考を武器にするための基本的な知識を得られます。
正しい情報を用い、正しい推論のプロセスで考えることができれば、物事を期待通りに導くことができるでしょう。
日常生活や仕事での判断力を向上させたい方におすすめの一冊です。
本書を特におススメしたい人
論理的思考を学びたい人
思い込みや偏見を克服したい人
より効果的なコミュニケーションを図りたい人
正しい判断を導き出すための思考法を身につけたい人
本書とあわせて読みたいおススメの書籍
『ファクトフルネス 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング著
『思考の整理学』外山滋比古著
『論理思考のトレーニング』伊藤羊一著
本書のまとめ
本書は、物事を正しく判断し、問題解決を図るための「論理」について解説しています。
間違った主張や考え方を見抜く力を養い、論理的思考を深めることを目的としています。
論理とは、多くの人が正しいと認める法則や定理に基づく思考のルールのことです。
論理的に物事を考えることを「推論」と呼び、その基本形は「AならばBである」という形式です。
しかし、この形式には多くの誤りが含まれることがあり、特に日常の問題では答えが一つに決まらない場合が多いのです。
論理には大きく分けて「形式論理」と「非形式論理」の二つの種類があります。
形式論理は矛盾なく使うことを前提とし、数学やコンピュータサイエンスなどで用いられるものです。
一方、非形式論理は一部曖昧さを許容し、実用的に使われる論理です。コンサルタントがデータを分析する際には、これらの論理を使い分け、ファクトとアイデアを区別しながら提案をまとめます。
推論の正しさと結論の正しさは別物であり、正しい推論のプロセスでも前提が間違っていると結論が正しくならないことがあります。
したがって、正しい情報を用いて正しい推論を行うことが重要です。
「形式論理」の代表例は「演繹」であり、「非形式論理」の代表例は「帰納」です。
演繹はルールを組み合わせて論理を考える方法で、帰納は複数の事例から一般的な法則を見出す方法です。
実生活では、これらの推論を組み合わせて使うことが多く、帰納的な結論を演繹の仮定として用いることが多いです。
帰納的推論では、少ない事例から一般化する範囲を拡大しすぎるエラーがよく見られます。
演繹では仮定がないと始まらず、帰納的な結論が後から変わる可能性もあるため、仮定が偽の場合には有効な推論ができません。
したがって、ルールの根拠とその正しい使用が重要です。
本書を通じて、論理的思考の重要性とその具体的な方法について学ぶことができます。
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