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ショパンOp.10-3「別れの曲」

こんにちは。

ショパンOp.10-3、少し秋めいてくる季節になると、この曲を弾きたくなります。

この曲は、フレデリック・ショパンにより1832年に作曲されたピアノ練習曲で、日本では、1934年のドイツ映画Abschiedswalzer(邦題:別れの曲)で使用されたことから「別れの曲」として有名で、「ピアノのための詩」として高い評価を受けています。

西欧においては「Tristesse」(悲しみ)の愛称で知られ、フランス語圏で「L'intimité」(親密、内密)、英語圏で「Farewell」「L'Adieu」(別れ、別離)と呼ばれることもあるそうです。

優美な旋律だけではなく、中間部のダイナミックな展開と、とても深みのある曲だと感じます。
ショパン自身も、この曲に関して「一生のうち二度とこんなに美しい旋律を見つけることはできないだろう」と語ったとも伝えられています。

個人的に、中間部を忘れやすく集中力を要するのですが、ピアノを弾くときは、ヘルマン・ヘッセの美しい言葉を思い出しながら、練習したりしています。

ヘルマン・ヘッセ
『世の中に実に美しいものが沢山あることを思うと自分は死ねなかった。だから君も死ぬには美しすぎるものが、人生には多々あることを発見するようにしなさい。』

美しい旋律の曲なので、レパートリーとして長く大事に弾きたいと思っています。

今日も素敵な一日を。

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