パートナーについて考えてみる。
私は会社を経営しています。
4年前に、ノベルティグッズ・オリジナルグッズの企画、制作の会社を起業しました。
私と、同性の事業パートナーとの2人の会社です。
2人の立場に優劣はありません。
要するにダブルトップの状態です。
起業すると決めてから、2人での起業という点について、周りから随分と心配されました。
私の父も会社をやっていますが、その父からどうせうまくいかないだろうと言われたこともありました。
しかし、結果としては、存続が難しいと言われる3年も無事に超え、元気に毎日を送っています。
当初心配していた両親も「楽しそうで良いな」と言ってくれています。
そうすると、今度は新しく知り合った方などからは「2人のようなパートナーが羨ましい!」「自分もパートナーを見つけて起業したい」と言われるようになりました。
今回は、私の考える事業パートナーについて書いてみたいと思います。
私が考える複数人で起業することのメリットはこんな感じ。
*決断が早くなる
*間違った方向に行きにくくなる
*喜びが2倍
決断が早くなるのは意外かもしれません。
トップは1人の方が早いに決まっていると思われるでしょう。
しかし、大きな決断をする際に、誰でも迷いますよね?
失敗したらどうしよう、やはりもう一つの選択肢の方が良いのではないか?と考えを巡らせます。
そんな時、2人だと一気に答えを出せることがあります。
迷っている時って、どちらかに実は心が傾いているんだけれども、決めきれないことが多いです。2人だとお互いにその答えに向かって背中を推し会えるため、結論が早く出せるのです。
間違った方向に行きにくくなる、というのは、1人だと外部の人の意見に左右されたりしがちですが、2人だと冷静になれるからです。
2人でディスカッションをして、正しい道を選ぶことができるのです。
喜びが2倍は、そのまま。
1人で噛み締めるのではなく、ハイタッチして喜びあったり、お祝いに豪華な食事をしたり・・・とにかく一緒に喜べるのは幸せです。
と言うと、もう誰でもパートナーとの起業をした方が良いと思われるかもしれません。
私は大満足していますし、周りにもオススメはします。
ただ、一口にパートナーと言ってもパートナーって一体なんなんでしょう?
ちょっと辞書で調べてみました。
Goo辞書によると
1 共同で仕事をする相手。相棒。
2 ダンス・スポーツなどで二人一組になるときの相手。
3 配偶者、またはそれに類する関係の相手。
だそうです。
私の場合、仕事を一緒にしている相手なので、当然1が当てはまります。
ただ、それだけのドライな関係でうまくいくかと問われると、はっきりYESとは答えにくいです。
もしかしたら、何かしらの意見の相違や価値観の違いで袂を分かつことになるのではないでしょうか。
小規模な会社であればあるほど、1だけではなく、2や3の要素も持ち合わせていることが、パートナーとの起業を成功させるコツなのではないかなと思っています。
仕事の仲間って、実は配偶者よりも長い時間を共有しています。
それは企業勤めをしていた時から感じていました。
だから、人間関係の良い職場で働きたいと思っていました。
それが起業をして、さらにその規模がまだ大きくない場合、もう四六時中その人とだけ一緒にいるような状態になります。
少しでも嫌な部分、合わない部分があるときつくなることもありそうです。
また、自分と同じくらい信用・信頼できるか。何かあった場合に、自分のことと同じように対処する気があるか、というのも大きなポイントな気がしています。
これは、3の配偶者に近い感覚だと思います。
会社のやること、出す結果には、経営者としては100%責任を負いますが、自分とパートナーのどちらが何をしたとしても、自分ごととして捉えられるでしょうか?
あくまで個人的な見解なので、ちょっと極端すぎるかもしれません。
ただ、私はこんな気持ちでやっています。
そして、毎日楽しいです。
写真は、昨年11月にパリで撮影したもの。
研修旅行のような感じで、パートナーと、事業提携している会社の仲間と行ってきました。
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