仕事の原点 2008年度講師時代13 さらけ出すということ
日記から引用してきました。
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先月の授業参観に引き続き、今週の木曜日にも授業参観がありました。
先月の音楽の授業は見事に炎上。
今回は国語。単元はスイミーをやりました。
子どもの乗り具合は音楽よりは良かった。
活動がワークシートに答えを書き込むということもあり、一生懸命書いていました。
でも、硬かった。
前日にやったところを授業初めに確認・復習したんです。
前日に休んでいた子が2人いたから。
「小さな赤い魚のきょうだいたちの答えって何だったっけ?」
…しーん。
ズルっとこけました。笑
…さらに、しーん。
こりゃ、硬いな。。
それから答えやすく3択にして、挙手させたら合っている。
定着していないわけではないけど、やっぱり硬かった。
これってウチの発問の仕方が悪いんだろうか。
普段の授業の5割も届いていない授業。
子どもの反応も5割未満。
ま、とにかく進みたいところの半分も進めずに授業終了。
ま、これはこれとして…あとで反省します。
学級懇談会。
「学校生活について」「夏休みについて」話をしました。
以前の感じに質問もなく終わるかな…とタカをくくっていました。
ウチから
「以前、家庭訪問のとき宿題の量について色々な意見を伺いました。現在、子どもたちから『どうしてこんなに宿題出すの!?1年生のときは宿題ないときもあったのに…』という声を聞きます。せっかくですので、宿題の量についてどのようなお考えなのか意見を聞かせていただけますか」
と振りました。
「このままがいい」という意見が多数。
さて、これでウチから堰を切ってしまい、少し話しやすい雰囲気になりました。
ここから一人手があがります。
「夏休みの宿題ってよくある冊子のもの以外にありますか」
そして、どんどん手があがります。私に対する批判・要望もあります。
・丁寧さとスピード・テンポについて
・宿題を忘れた子への配慮
・忘れ物をした子への指導の仕方
・連絡帳に書いたら反応を返してください
・漢字テストのやり方
全体的にウチの細かな配慮とテンポの良い授業への批判。
バランスの比率。できる子とできない子への配慮の仕方。
レベルが高すぎる。
以上のように、感じている保護者もいるようです。
正直、へこみました。
細かな配慮ができていない点はその場で謝りました。
堂々と自信満々に「教育者」を演じることはできませんでした。
自分らしくもあるんですが、自分の弱さでもある。
もっと自信満々に教育を語りたいです。
その方が保護者も子どもも安心します。
もちろん、それをするからには並外れた教材研究力・子どもを見る力・丁寧さが必要であると思います。
昨日は、その反省を生かして、
少しずつ修正を加えました。
変えたくないところももちろんあるので、それは自分のしたい教育ということをしっかりもっていきます。
少しですが、目立たない子をいかに見ていないかが少しだけわかるような気がしました。
安心をどの子にも与えたい。
認めているということを与えていきたい。
学級通信には
「学級懇談会で頂いたご意見・ご要望ありがとうございました」「今後に反映できるよう、検討を重ねていきます」と述べました。
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たくさんの失敗を読み返して、たいへん恥ずかしくなりました。
しかし、失敗を記録しておくことは次に活かす材料になります。
全員を見るということ。
一人一人の立場になって考えること。
事前に想定して、組み立て、多くの人に気を配る。
どんどん的確な手を打つということ。
今もできているか、振り返りたいです。
恥ずかしさをさらけ出している点、記録に残している点。
これからもそのマインドはもっていきたいです。