使い手、つくり手、伝え手。みんなでつくりあげた「ブランドの顔」
こんにちは。カリネの坂本です。
「はじめまして」の記事でもご紹介しましたが、カリネブランドはどちらもほとんどの柄がオリジナルでインドを始めとした国内外の職人さんたちがつくりだす、あたたかみのある手仕事が特徴。
カリネのことを知っていただいている方には「カリネと言えばインドの柄もの」というイメージを持っているという人も多いかと思います。
そんな「ブランドの顔」となった特徴がどうやってつくられてきたのか、代表の遠藤に聞きました。
インドものの花柄プリントシャツにひとめぼれ
もともと(株)カリネは、姉妹会社の(株)オーセンテックで1997年に設立されたカリネ事業部が1999年に独立したのが始まり。
「ブランドの顔」となったインドを中心とした手仕事もののはじまりは、遠藤が出張先でたまたまインド製の花柄プリントシャツに出会い「あまりにもかわいい!」とひとめぼれしたこと。
当時のプリントものはパキっとした版でくっきり出ているものが多かったこともあり、その手書きのようなやさしい風合いや見え方に、素材感とともに惹かれたんだそう。
ここからインスパイアされ、デザイナーをはじめとしたメンバーと「ひとのあたたかみあるプリントものを【CALINER】でやりたい」とインドの手仕事を中心とした服づくりがスタートしました。
ひとの手によるあたたかみあるものづくりへの共感
手捺染プリントをはじめとした手づくり感、ひとの手によるぬくもりのあるしごと。
そうしたインドのものづくりに共感したのは、商品に自分たちの想いが吹き込まれるようだったから。
当時、市場では手書き風のオリジナルプリントはなかなか他にはなく、「カリネといえば柄もの」というイメージが定着していきました。
そしてカリネのものづくりへの想いをたくさんのお客様に支持いただいたおかげで、これまで二十数年続いてきました。
それが「ブランドの顔」となっていったのです。
発展しても変わらないこと
2011年2月には姉妹ブランド【e’ternite’ de Soi-e】が誕生しました。
【e’ternite’ de Soi-e】はもともと【CALINER】のデザイナーが、職人の手仕事が光るインド伝統のカディやインド刺しゅうと日本の繊細なものづくりを掛け合わせて日常になじむブランドをつくりたいという想いが発展して生まれました。
様々な文化に出会い、ひととひとがつくりだすあたたかさを表現するために手仕事やディテールにこだわった服づくりは【CALINER】同様。
デザイナーの想いが発展していっても、カリネが発信するものは変わりません。
使い手、つくり手、伝え手。みんなでつくりあげた「ブランドの顔」
「使い手」であるお客様
「つくり手」である職人さんや工場さん
そして「つくり手」であり「伝え手」である私たちカリネスタッフ
ひとによるあたたかみあるものづくりに共鳴し合い、その価値観や想いを共にする、三つの手でつくりあげてきた歴史がカリネの「ブランドの顔」となりました。
何よりの喜びは、共にその歴史を刻んでいけること。
そのためにカリネはこれからも力を注いでいきます。