絵本をつかった子供の抽象化能力の高めかた
本棚にある絵本を子供に日々繰り返し読んでいると子供が絵本に飽きたり、発見や新鮮味が少なくなってくることがあります。
そんなとき普段とは違う方法で絵本を本棚から取り出して、子供と一緒に本棚にある絵本の分類のようなことをします。正確には、絵本同士の相違点について子供と話し合います。
抽象化能力を高めるには、分類するのが良いときいたことがあります。
分類の仕方ですが、例をあげてみます。
(以下の方法は我流になりますが、言葉でのやりとりが活発になってきた時期や子供が絵本の内容について一通り知っているタイミングがよいかもしれません。)
例えば、電車の本を本棚から選ぼうといって、何冊か選んで、こっちの本は乗車するのが動物だね、こっちの本は乗車するのが人だね、こっちの本は動物が笑ってるね、こっちの本は人が泣いてるね、こっちの絵本の電車は車両が長いね、こっちの絵本の電車は車両が短いね、どの絵本も皆最後おうちに帰っていったね、など相違点について列挙したり話し合ったりします。
分類の根拠となるページを見開きながら実際に子供と一緒に絵本をわけていきます。ストーリーも楽しめる時期になっていたら誰かに助けてもらうストーリーを含む本、こわいものや敵がでてくる本、などストーリーで分類してもよいと思います。