コミュニケーションツールとしてのカルトワイン
もしあなたに、アメリカ人の知り合いがいたとして、その方が銘酒を含む日本酒に夢中であったら、あなたはどういった気持ちになるでしょうか?
少なくとも悪い気持ちはせず、むしろ親しみがわき、その方との距離が縮まるかもしれません。
そして、逆に日本人が、(理由はともあれ例えそれほど飲めなくとも) カルトワインを含むアメリカワインに熱狂していたら.....。
同様のことが言えるかもしれません。
私も、アメリカ人とお付き合いする中で、アメリカワインに何度もサポートいただきました。
例えば、アメリカ人とのディナーでは、ステーキをいただく機会があると思います。
アメリカの赤身肉に、アメリカワインを合わせる。格別なものとしみじみ思います。
そういったシチュエーションで、ワインの選択はもちろんのこと、少しでもワインのテイストやストーリーを語り合うことは、とても愉しいことです。
話に花が咲き、長い間、思い出として記憶に残りますし、人間関係が長年つづくお手伝いをしてくれます。
ワインは、世界共通のお酒であり、「ワインの英語化」とも言えるでしょう。
さらに、カルトワインを知っているということは、アメリカワイン好事家?! かもしれず、周りからも一目置かれる存在になるかもしれません。
カルトワインを中心とするすばらしいワインを知ってさえいれば、食事中に使う英語もほどほどでよいかもしれないので、ある意味ずいぶんと楽になります (笑)。
アメリカ人でもカルトワインを知らない方が多いと思います。
ワインがビジネスへ及ぼす影響は大です。
ワインのおかげで仕事がうまくいくかもしれません。
さらに、とことんやりたい場合は、購入したアメリカワインをアメリカへ持ち込むことです。
必ずワイン好きの方にお会いできる日がくると思います。
ワインに取りつかれている人の共通点は、すごいものを飲んだ日の思い出です。
またそういった方にお会いできなかったとしても、とっておきの方のとっておきのお祝いとして、それまで保管しておいて手持ちで逆輸入 (輸出?) することはいかがでしょうか。
みなで持ち寄ることがあれば、ワインの当てっこを行うことも面白いことです。
奥が深いので盛り上がりますし、一生の記憶に残ることにもなります。
慣れてくると、ご一緒するレストランのメニューのワインリストを予習するのは普通のことになっているでしょう。
ワインを知れば外国人と仲良くなれるなんて、知らないと損ですよね。
(Header Photo by Kelsey Knight and Footer Photo by Nick Fewings on Unsplash)