ゲームプレイ感想 ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン(ネタバレあり)
はじめに
はじめに
先日、セールになっていたロマンシング サガ2 リベンジオブザセブンを購入しました。
ひとまず一周して面白かったので、感想を書いて行こうかなぁと思います。
注意事項(という名の言い訳)
筆者は、原作をプレイしていません。
また、タイトルにもあるとおり、ネタバレを含みますのでご注意ください。
よかったところ
シナリオについて
変則的な(?)フリーシナリオとなっていて、最初からジェラール君の戴冠まで、七英雄のうち六人を倒した後以外については、ある程度攻略順を自分で決められるようになっています。
土地ごと(というよりは七英雄ごと?)にシナリオが用意されているので、土地や七英雄をまたぐようなものはほとんどなかったように感じました。
七英雄を倒すために各地に赴き、各地の七英雄を倒して土地のキャラクターを仲間にし、想いと世代を繋いでいく、という流れが良かったなと思います。
いくらなんでも帝国が長く繁栄しすぎだったり、世代を跨いでも勢力図が(一部の反乱イベント等を除き)変わらないのはややツッコミどころかありますが。
キャラクターについて
全体的に味方キャラクターの造形がよかったです。
特に味方の女の子キャラクター、令和の世によく出してくれたな、というくらいに出来がいいし、馬鹿なんじゃないか(褒めてる)って格好の娘がいたりしてよかったです。
個人的には、帝国猟兵(女)、踊り子、忍者、帝国鍛冶職人、宮廷魔術士(女)、ホーリーオーダー(男女とも)、イーストガード、陰陽師、帝国武装船団、インペリアルガード(男)、最終皇帝(女)が好きですね
七英雄もキャラが立っていて良かったですね。
最初に会ったのがクジンシーじゃなくて、ノエルだったら、お互いもうちょいなんとかなってたような気がしなくもないです。思考が魔物に浸食されてるみたいなこと言われてたから無理かもしれないですけど。
難易度について
初期設定?の難易度でやりました。
BPをケチったりするので、序盤は結構苦戦しましたけど、アビリティや装備がある程度充実してくると、わりとムリがきくようになって楽しかったです。
結局全滅はしなかった……と思いきやセキシュウサイに負けたので?全滅回数が1ついています。
ただ、フリーシナリオ特有の事情として、踊り子、陰陽師関連みたいに、初見だと加入が不可になりそうな要素があるのがネックかなと思います。
あんまり初見のゲームで攻略情報見たくはないのですが、フリーシナリオと聞いていたので取り返しのつかない要素はカンニングしてました(その割に合成術を一つ取り逃してますが……)。
戦闘システムについて
ターン制で、現ターンと次のターンの行動順が確認でき、敵の危険な行動が予知されているタイプのものです。
戦闘中に技を閃いたり、戦闘後に術を閃くのが面白くて、新しい技や術を使うのが楽しかったです。
また、連携システムの存在により、敵の弱点をなるべく狙うことになるため、中盤くらいまでは結構色々なクラスを試すことになって面白かったです。
さらに、陣形によって個々人の役割やパーティの運用が大きく変わる点も、中々味わえない体験でした。(有名な?インペリアルクロスの元ネタはこれなんですかね)
気になったところ
取り逃し要素について
フリーシナリオの宿命なんでしょうか、割と取り逃す要素が多かったかなと思いました。
正直取り逃すのが嫌でちょこっとカンニングしましたが、踊り子、サラマンダーor陰陽師関連は結構罠ですね。
陰陽師(というか冥術)のイベントの魔導士の「皇帝も同罪」という発言、冥術の入手手段を知ってないと火山爆発を止めるのが自然な流れのシナリオになっているので、メタ的にプレイヤーへのメッセージになっていたように感じました。開発側もわかっててやっているのかな……
あとは最終皇帝になってしまうと陣形の入手が出来なくなる点もちょっと困りましたね。と言っても結局使う陣形が限られるので、取れなかった陣形が欲しいかと言われると何とも言えませんが。
取り逃したクラスとか合成術とか陣形とか、最終皇帝の時代に多少コスト高くても取らせてほしかったとちょっと思います。まぁそれも込みで歴史を紡ぐってことなんでしょうけど。
ファストトラベル
微妙にファストトラベルが使いにくかったかなぁと思います。
冥術研究所に直接行けず、術法研究所の外に出なければならないのがちょっと面倒でした。ルート次第では使用できず、しょっちゅう行く場所ではないですが、だったら術法研究所の中でよくね?と思ったり。
また、アバロンには一発で戻れますが、その他の場所に行くにはカーソルを動かすしかないののちょっと不便でした。
シナリオの終わりについて
皇帝的には、七英雄と、裏ボスのクィーンを倒してヨシ!って感じなんでしょうが、そもそも七英雄がこんなことになった元凶をどうにもできないのが気になりました。
いちゃもんレベルの話なんですけど、古代人がやらかしたせいで歴代皇帝たちが苦労するハメになったわけですし、最終皇帝も文句の1つや2つや3つくらい言いたいだろうし、なんか一人勝ちみたいになっちゃってませんかね。
逃げた先の別の異世界が必ずしも住みよい土地とは限らないでしょうし、下手したら転移先の世界で滅んでる可能性もありそうなので、何とも言えませんが。
逃走回数の記録
ほんとやめてくれ……
どうやら逃走すれば戦闘回数にカウントされないらしいのと、逃走回数がそのほかの何かに影響するわけではなさそうなので、逃走もまぁありな選択肢みたいですね。
なんですけど記録されると逃げづらいんですよ。
とか言いつつ、寝ぼけてL2スティックを押し込んでしまい、1回逃走回数がついてます。忘れもしないイーリスイベントの登山中の出来事……
最後に
面白かったからみんなもやってね!ネタバレありって書いてるので、未プレイの人がどこまで読んでいるのかわかりませんが。
おまけ(よく使ったクラス)
最終皇帝(女)
強制加入かつパーティから外せないので、「よく使った」って表現していいのかわかんないですが……
ぶっちゃけ最終皇帝はどっちでもよかったんですけど、弓が強いって既プレイ兄貴から聞いていたのと、どっちかというと弓や術法が得意なのは最終皇帝(女)と聞いていたので選びました。
第一印象は、「腰細くない?」でした。
それまでにどういう皇帝を選んできたかにもよりますが、自分のプレイの範疇では、最終的には術法キャラに落ち着きました。終盤、光の壁と炎の壁が大活躍し、絶対にパーティにいる彼女に使わせればいいじゃん!となったことが原因です。裏ボスにも火と天術が刺さったので、まぁよしとしますが、気をつけないと器用貧乏になりそうですね。
持ってくる陣形は、強いんですかねこれ……
彼らが即位する頃には色々優秀な陣形がそろっているので、あえて使うかと言われると微妙でした。
宮廷魔術士(女)
序~中盤にかけて、めちゃめちゃお世話になりました。
丁寧語で喋るスタイルのいいお姉さんって感じがたまらないですね。
項目には入れていませんが、男性側は水の回復術が使えるため、女性ほどではないですが、こちらもできることが少ない時期にかなり助けられました。
反対にフリーメイジ二人はそんなに使わなかったです。この差は何だろう……
アビリティが継戦能力補助という感じで、後半はやや火力不足気味になっちゃうかなというところでしょうか。
風に初期値が振られているので、レストレーションとかを使えるようにするのもありかと思います。
また、火と風の合成術で雑魚殲滅に向いているかも?
持ってくる陣形は、自分にはどう使っていいかわからなかったです。
忍者
加入後から物理アタッカーとして大活躍してくれました。
耐久に難のある高速物理アタッカーという感じで、某ポケットなモンスターでいうところのムクホ〇クみたいなイメージです。はねやすめみたいな技も使えるし。
同じく大剣を使えるイーストガードもいますが、大剣と体術の組合せの通りが結構よかったと思います。地属性以外なら弱点付けるし、クリア後なら籠手?で地属性も弱点付けるようになります。
特に体術は火力の出し方がわかりやすく、腕力を上げれば大剣の威力が上がるのも嬉しいですし、終盤は強い大剣が手に入るのも嬉しいポイント。
また、システム上弱点を狙うことが多いので、アビリティのウィークヒッターがマッチしていて助かりました。クリア後に手に入るオールウィークと組み合わせて常に弱点付きつつダメージアップという無法をはたらけます。
そしてなにより可愛い。クソガキ感がありますが、個人的には「理解らせ」より「曇らせ」たいです。これ以上は下品なのでやめておきますね……
持ってくる陣形は強いらしいですが、結局使うことはなかったです。
サイゴ族
加入後からタンク役として活躍してくれました。
そこそこ体力があり、LPもまぁまぁあり、アビリティのサヴァイヴで連撃系じゃなければ耐えてくれますし、棍棒での火力も最低限あるのが嬉しかったです。
ただ、流石に術法受けにするのは難しかったかもしれないです。
また、初期の難易度でやっていたので、終盤は囮を用意するよりも、要所で光の壁と炎の壁を使いつつ5人で殴った方が早く、結果的に被害も少ないため、タンクしつつもうちょい火力の出る?インペリアルガード(女)に役割を持って行かれちゃったかな、という感じです。
持ってくる陣形はどう使っていいかわからなかったです。
軍師
術アタッカー兼補助役兼回復役で大活躍のクラスでした。
若干というかかなり不審者ないで立ちをしていますが、きちんと有能です。
シゲンとかハクヤクっていたので、元ネタは三国志の軍師キャラですかね?
術法キャラでありながら、そこそこの素早さがあるのが嬉しいです。
敵の先手を取って壁をはったりレストレーションしたり全体除去できたりと非常に使いやすかったですが、使う属性を絞らないと器用貧乏になるかも?
レストレーションや光の壁、光の壁、クリムゾンフレアのことを考えると、火地天か火風天のどちらかの組合せがおすすめでしょうか。
帝国鍛冶職人
中盤以降、アタッカーとたまに囮役として活躍してくれました。
斧と棍棒という相性補完に優れた組合せの初期値に、炎の壁を使ってくれと言わんばかりの初期火地属性値、なぜか盾発生率も補正するアビリティと、隙のない構成非常に良かったと思います。
そして可愛い。「です。ます。」調で話すけど、すごくフレンドリーな感じという個人的にぶっ刺さる恐ろしい娘でした。
仲間にするために鉱石を集めますが、サラマットの鉱石の位置がマジでわからなかったは許してません。
クラスの欠点をあげるとすれば、パーティに入れると優秀なアビリティを他のキャラに付けられないことですかね。
踊り子
何だこの格好!?この令和の世によく出せたな……
器用さと素早さとそこそこの魔力で、後衛キャラとして抜群の安定感がありました。
弓と小剣の初期適性のおかげで、あんまり火力は出ませんが雑魚に強いですね。田舎はモンスターの被害が酷いのかな……
水の術法と壁が両立できないので、レストレーション役にいいかもしれません。
アビリティのキャッシュバックも強いですが、個人で火力を出しづらいこの娘を巻き込んで連携しないといけないのが難点でしょうか。
また、加入をさせるのにきちんと手順を踏まないといけないので、正直カンニングしなかったら仲間に出来なかったんじゃないでしょうか。