緑のスカートの代理先生|エッセイ
小学校一年生の途中だったと思います。
担任の先生が産休と育休に入り、代理の先生が来ました。
もちろん当時の私よりも背は高いのですが、華奢で、作りの小さな女の人です。
緑色のスカートが良く似合っていて、少しウェーブのかかった黒髪は肩にかかるくらいでした。
産休に入った先生よりも若かったように思います。
その先生が、ある日、私を呼び止めて
『勉強も運動も良くできているから、もっと自信を持って良いのよ』
というようなことを言ってくれました。
引込み思案だった私に、授業中にもっと