カニクロスと散歩の間
君はカニクロスを知っているか?
カニクロスとは・・・カニはイタリア語で犬の意味。いわゆる犬と人間で行うクロスカントリースポーツ。カニクロスは元々犬ぞりのオフシーズントレーニングとして開発されたそう。そりの代わりに犬が人間を引いて走る。ランナーは専用のウエストベルトを装着し、リードでハーネスを装着した犬と接続。犬の肉球保護のため、アスファルトではなく土や草などオフロードをフィールドとする。
距離は数百メートルから数十キロに及ぶものもあるらしい。犬がランナーを先行もしくは併走までは許されるが、ランナーが先行することは基本的に許されない。
日本にカニクロスは根付いているのか?
検索をしてみたが目立った大会は出てこない。犬ぞりをメインに開催している団体がオフシーズンイベントとしてカニクロスとバイクジョアリング(犬と自転車)を開催しているが、フィールドは芝生の公園でトレール(クロスカントリー)を走るようなイメージではない。大会のスタッフにこの件について話を聞いたのだが、「元々凍った湖で楽しむ犬ぞりのオフトレがスタートなので、平坦で見通しの良いコースを採用している」とのこと。確かに理にかなっている。
また、日本ではドッグマラソンと題して公園などを1kmから3kmほどの距離を走るイベントが定期的に行われている。イベントの様子を見ると手持ちのリードと首輪のまま。幅広い層の方が普段の散歩の延長で楽しんでいる感じかな。
カニクロスの散歩の間からはじめよう
カニクロスなんて言っちゃうとちょっとハードルが上がるかもしれないけど、公園でちょっと早足の散歩からはじめてみませんか?ドッグランで走り回る愛犬の姿を見るのも楽しいけれど、人間も自分の足で犬と同じ距離を一緒に走る。
積極的に先行して走ってくれる犬の頼もしさ
飼主が付いてきているか振り返る顔
横を並走して飼主に飛びかかり、戯れる姿
走り終わった後の満足げな顔
犬と人間が同じ群れとして移動する喜びをお互いに感じられると思いますよ。
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