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EARLY BIRD


秋の高い空

数年ぶりにライブに行って来ました。
古希を祝した、
高中正義 “TAKANAKA SUPER LIVE 2023 ULTRASEVEN-T” ツアー

高中が古希ですか〜
初めて聴いたのは40年前だから、
『随分、時間が経ってしまったな〜』って感じですね。

東京に行って2年目に、会社の寮を出て小さなアパートを借りた。四畳半、風呂なし、トイレ共同、家賃は1万6000円、(笑)
今では考えられないけど、北区の下町だったので、
安い物件は結構あった。裏には銭湯もあったし。
寮の部屋は、ケーキ工場の2階で2段ベットが3個あるタコ部屋。
自分の休みの日でも、下からミキサーの音や作業の音が、常に聞こえてくるので、ゆっくり寝てられない。
人の出入りも多いし。
そんな環境も一年が限度。
東京都の最低賃金、6万7000の薄給だったけど、
1万6000円のアパートを借りた。
水光熱込みだったのでラッキーだった、(笑)
当時、一番必要だったのは、テレビ、ビデオ、
そしてオーディオ。
テレビとビデオは先輩から貰ったのかな?
記憶が曖昧だけど、オーディオは秋葉原に行って
CDデッキ付きのコンポを買った。
『CDなんて普及しないよ』って言われた時代。
『えっ?!』って思ったけど、
初めて買ったCDは、『デビット サンボーン』のライブアルバム。
東京で初めて買ったアルバムが、
高中正義の『SAUDADE』(1982年)  
今では名盤になってますが。
まあ、そんなこんなで40年間、事あるごとに見聞きし、
YouTubeなんかでも昔の映像を観る事が出来るので、
昔よりは身近な存在に感じてる。

夕暮れの大阪城音楽堂。
続々とおじいちゃん、おばあちゃん、おっさん、おばさん、自分と同世代のファンが集まってくる。
加齢臭が半端ない。野外で良かった。(笑)
ほぼ満席でした。

雑誌のインタビューでこんな事を言っていた。
高中:僕のファンの皆さんにも学生だった時代があったはずで(笑)、きっとカセット・テープに好きな曲を入れて、彼女を誘って湘南へドライヴに行ったりしてたでしょうしね。で、その時に無理やり僕の曲を聴かされた彼女も、いつしか僕のファンになってくれたりして(笑)。その後、みんな同じように歳をとって、今じゃ子どもと一緒に来てくれる人もいるだろうし。仕事や子育てやいろんなことがひと段落した今、僕の音楽が懐かしい青春の思い出として蘇ってきたのかもしれない。

まさにその通りで腑に落ちました。
同じ時代を生きた盟友たちです。

ライブのセットリストが50年間の集大成で
まさにスーパーベスト盤。
一曲目から『BLUE LAGOON』で
おじさん、おばさん総立ち。
中にはエアギターを弾くおじさんもいて、
気持ちはわかる。
きっとめちゃくちゃ練習したんだなと。

自分が好きな曲が始まると、
不覚にも涙ぐんでしまう(笑)
MCもほとんどなく2時間半疾走し続ける。
後半に激しい曲が多くて盛り上がりました。
踊りました。凄まじかった。
風が心地よかった。
とても70歳だとは思えない。


マイ ウクレレ

20年前のウクレレを引っ張り出して練習してます。
高中にはなれないけど、、、

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