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ジャック・デュケノワのおばけシリーズ
「もう、アンリったら!」
の決め台詞でうちのみぃちゃん(4歳)を夢中にさせたおばけシリーズ。
同じくフランス生まれのバーバパパを彷彿とさせるようなシンプルなデザインで、1ページ1ページがたまらなく可愛いです。
ジャック・デュケノワが描くこのおばけシリーズを知ったきっかけは、みぃちゃんの通う保育園でした。
夕方、園の一角に作られた小さな絵本コーナーで、家路を急ぐ気持ちを抑えながらその日の一冊を選んでいた時のこと。
みぃちゃんがふと手に取った絵本がこちらでした。
『おばけ びょうきになる』
ジャック・デュケノワ さく
おおさわ あきら やく
みぃちゃんはすぐに、おばけたちの物語とイラスト、そしで言葉のリズムにハマってしまいました。同様に、私自身も、おおさわあきらさんの訳にどっぷり浸かっていきました。
「なんだろう、この可愛らしさは。ユーモアは!」
絵本を知ったのは去年の春。すでに絶版になっていた『おばけ びょうきになる』の古本(日本語版)はどこでも高値だったため、「どうせならフランスから原書を取り寄せてみようかな!?」と思いたちました。購入したのは、紀伊國屋書店のオンラインストアです。
それまではフランス版Amazonで時々買いものをしていましたが、今回は少額の一冊のみの予定でしたので、紀伊國屋さんにお願いしようと思いました。送料が本代より高くなってしまってはもったいないような気がして...👛
(ほかには、ジュンク堂で取り寄せ、なんてこともできますね)
Amazonで直接買うよりは時間がかかりましたが、ちゃんと届きました(1ヶ月弱くらい)。
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ハードカバーと迷ったけれど、めくりやすいソフトカバーにしました。そしたらみぃちゃんの小さな手でもめくりやすくて大正解!◎
そうそう、フランス語といえば、2年くらい前にこんなnoteを書きました。
数ヶ月に一度くらい、「これ読んで〜」とフランス語の絵本を持ってくる程度にフランス語に触れていたみぃちゃん。
それが、このおばけシリーズを買ってからは、「これなんて意味?」と聞いてきたり、積極的に真似したりするようになりました。最近ではほぼ毎日読んでいます。とくに『おばけ びょうきになる』は日本語版を暗唱できるくらい繰り返し読んだ後にフランス語版が届いたので、内容を知っていたのもよかったのかもしれません。
「あ!このページはみぃちゃんがよむー!」
「ユーピー!イルネーーージュ。これはね、やったぁ!雪だ〜ってことだよ」
「オーノーン、ラリュミエールセテタン!あぁもう、灯りが消えちゃった、って意味!」
と、嬉しそう。
フランス語は案外イントネーションがだいじで、むずかしかったりします。
繰り返し読む絵本なら、抑揚が耳に馴染んでいくので、時間をかけてリズムを染み込ませることができるんですね。
子どもと絵本を読む中で、新鮮な気持ちでフランス語を楽しんでいます。
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*その後、状態のいい日本語版に出会えたら購入するようにしています。ジャック・デュケノワの絵本、ぜんぶ集めたい📕。