一方通行風呂

夜が明けた。

飲み屋街を出る男。
酒に明け暮れては眠るを繰り返していた。

何一つ変わらない風景の中に、大きな箱が浮き出るように現れた。
指示のままに、裸になり中に入った。

異世界だった。雨が降ってきて見上げるが天井はない。ただ気持ちが良かった。

気が付くと、平凡なもとの風景の中に男は突っ立っていた。




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