松山大学法学部から造船業界に飛び込んだ!岩城造船㈱工作グループ生産管理チーム入社4年目の三島さんにWEBインタビュー!
造船所で働く職員に密着!中小造工会員造船所社員インタビュー企画第10弾!今回は、岩城造船㈱ 工作グループ 生産管理チーム 入社4年目の三島さんの生の声をお届けします。
愛媛県出身の三島さん。松山大学法学部から造船業界を目指し岩城島で造船マンに!
自然に囲まれた島の社員寮はリゾートホテル?!造船業界に飛び込んだ三島さんの「今」に迫ります!!
社員寮がリゾートホテル?!岩城造船㈱で働く今。
―――こんにちは!本日はインタビューにご協力頂きありがとうございます。今日はお話を伺えることを楽しみにしていました!どうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします!!
―――愛媛県今治市のご出身とのことでしたが、現在はどちらにお住まいですか??
はい。今は、同じ県内の岩城島にある会社の社員寮に住んでいます。
―――寮について教えてください!
はい。実は会社の社員寮がリゾートホテルになっていて、月々、家賃と光熱費、駐車場代込みで550円なんです!
バストイレは別、お風呂もあります。ホテルなのでキッチンは無いですが、IHコンロなどを使えば自炊もできます。ご飯は外部の業者にお願いしていて、一日3食食堂で食べています。
給食みたいな感じでご飯とお味噌汁はおかわり自由で一食110円です。
―――社員寮がホテルで生活費が1,000円以内なんて信じられないです(笑)利便性についても教えてください!
はい。社員寮から会社までは車で10分ちょっとで行けます。社員専用のバスがでているのでそれを利用して出勤することが多いです。
寮にいられる期間に制限はないのですが、ご家族のいる方は今治市内やしまなみ海道近辺に住まわれている方も多く、今治工場から岩城工場まで社員専用の船もありますので、市内に住まわれている方は利用されています。
あと、車で5分くらいのところにコープがあります。
週末には社員寮の近くからでているフェリーに乗って因島に買い物に行ったりもしますね。
ここで気になる三島さんの1日のルーティーンを教えてもらいました!!
<1日のルーティーン>
6:30 起床
朝食・支度
7:30 寮を出発
7:40 出社
7:50 ラジオ体操
チームミーティングで一日の流れを確認
8:00 業務開始
艤装品のチェック・管理
現場で進捗・資材の確認
資材発注・会議資料の作成 等
12:00~お昼休憩
(会社の食堂で昼食・先輩とスマホゲーム)
13:00 午後の業務開始
17:00 退社
17:30 帰宅
お風呂・夕飯・洗濯
ゲーム(バトルフィールド・パワプロくん)
23:00までに就寝
三島さんは、船の装備の発注管理を担当されています。
資材の管理は建造船舶一隻毎の全体を把握し、建造行程や作業工程にあわせて進めていく調整力が必要とされます。
繁忙期は1時間程度残業することもあるそうですが、基本的には定時退社。
仕事終わりは、寮でのんびりしたり先輩とご飯を食べたりしてプライベートも充実しているのだとか。
―――休日はどのように過ごされていますか??
休日は、尾道に遊びに行ったり今治市内の地元の友だちとカラオケに行ったり会社の人と出かけたりしています。
船の最終便が23時なので、それまでに戻らないといけない不便さはありますが、船に乗ればわりとどこでも行けるので、休日も楽しく過ごしています!
法学部から造船業界へ?!きかっけは大学の合同説明会での出会い
―――お仕事について教えてください!なぜ造船業を選ばれたのですか??
僕は、松山大学の法学部を卒業しているのですが、元々は公務員を目指していたんです。
大学で公務員の仕事に触れる機会があったのですが、その経験を踏まえて自分には民間企業の方があうのではないかという考えに至り、今治市の製造業を重点的に探しはじめました。
そんな中、大学の合同説明会で造船業界最大手である今治造船グループの一つ、岩城造船㈱の人事部の方とお話する機会があり、正直に言うと福利厚生が魅力的で工場見学に行ってみようと思ったのがきっかけです。
参加した工場見学で初めて造船現場を見たのですごく感動したことは忘れられないですね。
―――学生時代は法学部ということでしたが、船のことを学ぶ機会はあったのですか??
いえ、造船については全く知らない状態でした。
―――では、入社後に造船についての専門的なことを学ぶチャンスはありましたか?
はい、ありました!
入社後、今治造船グループ内で2週間程の合同研修があり、その後、因島にある造船技能技術センターでも3カ月程研修を受けました。
研修後は岩城造船㈱に戻り、1カ月半くらいかけて各職種のチームで業務経験がありました。
そこから今の部署に配属となりました。
―――現在の主な業務内容を教えてください!
はい。私は主に船に装備する様々な部材・部品の発注管理を行っています。
あとは、外注するブロックの納期管理などもしています。
スケジュール管理をするため、外部の方とのやりとりが多いですね。
現場で作業をすることはありませんが、図面上と差異があった場合には状況確認をしにいくことがあります。
職場の同僚、先輩を一言で表すなら「楽しい」
とにかく話しやすい!フレンドリーなところが会社の魅力。
―――入社されてから今までの中で、やりがいを感じるところと反対に大変なところを教えてください。
発注管理業務なので少し評価されにくいかもしれませんが、何も問題なく船を竣工までもっていけた時は達成感を感じてやりがいに繋がっています。
大変なところは、外注品が納期に間に合わないことがでてきたりするのですが、そういう時に臨機応変に対応することが求められるので、最初の方は結構苦労しましたね。
―――今までの業務の中での失敗談などもしあれば教えてください。
外注先にブロックの製造をお願いしていまして、それを引き取るための海上輸送の手配を行っています。
海上輸送する時には、船のサイズと積荷の大きさ等を確認し手配をするのですが、僕が手配をした船のサイズと積荷の量や大きさがあわずに、予定通りに運べなかったことがありました。
―――その時はどのようにして対応されたのでしょうか??
その時は、まずは先輩に報告して、しょうがないからもう一回手配し直すよう指導いただきました。
そのあと、別の船を手配し無事に運ぶことができたのですが、その分コストがかかってしまい落ち込みましたね。
先輩は、これからは気を付けていこうと言ってくれました。
―――今、自分の中で一番自信のあるスキルはありますか??
自信のあるスキルは、先ほどもお話したとおり納期が間に合わないなどで予定通りにいかないこともあるのですがそういった時の対応力ですかね。
組立の段階で付けなければならないものが間に合わなかった時に次の行程のチームの方にお願いをして工程に組み込んでもらうことなどもあります。
最初のうちはイレギュラーなことがあると焦って、うまく対応できていなかったのですが、今は船の構造などへの理解も深まり、これだったらこうしようと柔軟な対応ができるようになってきたと思います。
―――職場の同僚や先輩を一言で表すとどのような言葉になりますか??
「楽しい」ですね!
「おもしろい」かな(笑)
入社して一カ月の時に、寮にいた上長から誘っていただいて飲み会の機会がありまして、趣味があったりすると今度一緒にいこう!となったりして、プライベートで遊びに行くこともあります。
尾道に行って、ラーメンを食べたり一緒に映画を見に行ったりもしますね!
―――岩城造船㈱の好きなところはありますか??
一番は誰とでも気さくに話ができるところですね!
役職員の方ともたくさん話す機会があったり、飲み会に行ったりとてもフレンドリーなところが好きです。
部署内に限らず、会社全体として話しやすいと思います。
―――岩城造船㈱の社内制度の中であって良かったと思うものは何ですか??
そうですね、やっぱり寮費が破格であったり、通勤についても無料のバスがでていたりするのは有難いですね。
子どもの頃の夢は「気になるもの全てが夢」
10年後も、岩城造船㈱で頑張っていたい!
―――少し質問が変わりますが、子どもの頃の夢は何でしたか??
子どもの頃は何にでもなりたいと思っていたので(笑)
料理をすればコックさんになりたいと言って、学校の図工の時間があれば大工さんになりたいと言っていて、気になるもの全てが夢という感じでしたね(笑)
―――好奇心旺盛で可愛らしいですね(笑)では、10年後の夢は??
10年後は、変わらず岩城造船㈱で仕事を頑張りながら車を買いかえたいなと思ってます(笑)
今、軽自動車に乗っていますので、普通自動車に買いかえたいと思っているのですが、わりとコンパクトなものが好きなのでトヨタのヤリスとかがいいなと思っています。
―――また、全然質問が変わりますが、最近買った一番高いものを教えてください。
ん~そうですね。ゲーム用にプレステ5を買いました!(笑)
―――宝物はありますか??
ガンダムとかのプラモデルを作ったりするんですけど、自分で1週間~2週間かけてつくったものは愛着がわくので宝物ですね(笑)
岩城造船㈱に入社して4年の三島さんが就職活動を振り返る!
コミュニケーション能力が培える経験を!
―――もし、今就活生だったら持っておきたいスキルや資格はありますか?
エクセルを使うことが多いので、資料をつくる際にも見やすくつくれるととても役に立ちますし、使いこなせれば業務の時短にも繋がるので、PCスキルはもっと身に付けておきたかったと思いますね。
―――造船業に就職し、寮に入って生活するということに対してご両親の反応はどうでしたか?
両親も今治に住んでいたので、今治造船グループというだけでも印象は良かったようで「頑張れ!」と応援してくれました!
―――よく就職面接のときに、学生の時に力をいれたことについて聞かれることもあると思いますが、もし、もう一度就職活動をしている時期に戻れるとして、こういうことをしていたら更に厚みのあるエピソードになったなと思うことはありますか?
コミュニケーション能力を培う経験ですね。
特に造船は1人でもくもくと作業をするというよりかは、チームで連携して作業を進めていくので、色んな方と話せる力というのは必要だと思っています。
なので、コミュニケーション能力に自信がもてるような経験をしておいたら就職活動の際にもアピールになると思います。
今回の三島さんへのインタビューの中で「誰でも最初からうまくいくことばかりじゃない。でも少しずつできるようになるから大丈夫。」という力強いメッセージを感じました。
当会のインタビュー企画第10弾にご協力頂き本当にありがとうございました。
「就活生へのメッセージ」もいただいています。
中小造工公式Instagram(https://www.instagram.com/cajs_official/)で見ることができますので、今まさに就職活動中の方、ぜひ見てください!!
今回インタビューにご協力頂いた岩城造船㈱のHPはこちら↓
当会のHPはこちら↓