真夜中の恋人
終わった?
今どこ?から始まる二人。あなたの行きつけのバーで待ち合わせ
いつも、あなたが私が来るのを待っている
私よりも、一杯多く飲みながら
暗闇を好むあなたが好きな場所
気だるい音と、軽くタバコの香り、お酒があれば後は気にしない
あなたとの距離を縮める準備は出来ている
あとは、何かの拍子の触れ合いがあれば話しは早い
触りたい
あなたの顔に、近づいてあなたの匂いを感じる
そして、唇までい遠回りなキス
でも二人とも、そこにたどり着くには時間がかからない
音を交わし、唇をかわす
緩い時間がキスと共に流れて溶けていく
交わしても交わしても、貴方の中にはまだ入れない
目が合ってまた、見つめて、目を閉じてどちらからともなく又始まる
暗さは、二人だけをまた暗くする
唇だけが分かる貴方の場所
甘いひと時が、身体じゅうに広がり割れたグラスさえもそのままに、二人は重なり合っていく
夜明けさえも知らずに