Hasumi Natsu

初めまして。詩や小説を、書く事が好きです。宜しくお願いします。

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最近の記事

恋時雨

鈴虫と雨 君に会えなくなって、半年が過ぎる 当たり前の毎日でも、ふと君を想う 元気にしているのだろうと 君が興味を示すものがあると言うこと 君に夢中になることがあるということ 君が笑えるということ 君が人生捨てたものじゃないと思えること それが私にとって幸せであること

    • 僕の中の君

      君が退屈しないように 君が1人で寂しくないように 君がずっと笑っていれるように 僕は 君の風になって 君を包みたい ただ それだけなんだ

      • 夜があけたら

        深夜2時 街には人が少なくなりいつもの2階にあるワインバーに私達は向かう 席について いつものワイン 一番最初の頃 あなたは 私が迷っている時にワインの選び方を教えてくれた事を思い出す 私はそれから いつも同じものを頼むようになった 少しうんちくも添えて 口数の少ないあなたは 私から誘った理由をなんとなく察してるのだろう 座ってから ワインがきても 何も話さない 私は 緊張と同時にワインを飲み干す 話したい事は 2杯目の途中から  あなたは ただグラスの中のワ

        • 生きていることを楽しんで

          君は生きていることを楽しんでいるかい? 例えば、季節の変わり目の匂いたっだり。。。あっ、大事なことだった 人を、愛したり愛されたり その人の幸せを望むような気持ちになったことはあるかい? 僕は、人を信じなく生きてきたのだけれど周りの人は、なぜかこんな僕の手伝いをしてくれたり、一緒に僕が泣いてると悲しんだりしてくれるんだ そんなことが、ずっと不思議だった 僕は、何もしていないのに ある時に、気づいたんだ 目の前の人の喜ぶ顔を見たいって そうするとね、日常が忙しくてなかなか休まる

          君の見ている世界

          君の見ている世界は どんな世界なのだろうか 君のことだから きっと美しいものなんだろう 本を読んで 涙したり 落ちているゴミを拾っては こんなところで 捨てないでよと言いながら ゴミ箱へ入れてる 楽しい時にはつい お酒も進んじゃって歌うこともあったね 君の選ぶ曲は 寂しい曲が多かったな 僕の知らない世界 君の笑顔に理由なんてないけど 君の涙にはきっと訳があると思う 僕は触れてみたいよ 君の世界に

          君の見ている世界

          笑顔

          君から溢れた涙はキラキラとひかり  その涙はやがて溶けて跡形もなく消えてゆく 君は泣き疲れてしまい やがて眠ってしまった 誰もそのことを知らない 朝 目が覚めた君は まだ昨日の悲しみを引きずるのかも知れない だけど時が経ち いつしか君の顔も晴れる時が来るだろう それはどのくらい時間がかかるのかは 僕にはわからない 僕にできる事と言えば 君を待つこと 君の笑顔が見れるなら 僕は待ち続けることができるよ ずっと

          変わりゆく季節

          重ねた唇が最近の事の様に 思い出す時がある あなたの事が好きだったこと あなたとの接点を探すために私は 毎日が必死だった そしてそのことが 私にとって生き甲斐になっていた きっとそんな私を あなたは知らないのだろう 気持ちをセーブすることができなかった私は  お願いがあるの と言い出した 何?とあなたは 聞いてきた 私と何があっても ずっと友達でいてね 死ぬまでだよ 何だそれ そう言ってあなたは笑い飛ばした 友達なら一生離れない と思ったから でもあなた

          変わりゆく季節

          好き

          寂しいという言葉を言えずに時間だけが過ぎていった あの時は ただ話しているだけで ただそれだけで嬉しかった 優しいあなたの声 今も覚えている 何気ない会話にも 君の好きを探してた 私のこと 好きなのかな? 君は いつも優しくてそして意地悪で 時が過ぎ 君は私を好きでいてくれたこということが 本当に嬉しかった 君はもういない あの時の好きが 未だに私の心を揺さぶっている 好き 私も伝えたかった 好き 隣にいたかった 好き 手を離したくなかった 君がいてくれただけでよかった時

          小さな光

          きっと都会で疲れたあなたは 田舎生まれでのんびりとした単純な私が 珍しかっただけなのかも知れない それを鵜呑みにした私は あなたの言葉に惑わされ 揺られて自分らしさを 無くしてしまっていた 私はあなたが消えて 光も無くなり また一から歩いていく 私は どこで羽を休めればいいのだろう

          小さな光

          秋の風

          自分が正しいのかさえも分からなくなる時がある 人のためにといいながら 結局は自分のためなのではないだろか 人のために尽くす事で 救われる時がある こんなんじゃダメだとまた 自分に言い聞かせる 変わりない毎日の中 正義とはと語る人もいれば 何も言えずに抱え込み深い闇に入ることもある 私はどこに向かうのだろうか 秋の風は そっと私の背中を押してくれる あなたの通った道を通りながら

          手を引いて

          信号が青になった 隣にいる母の手を引いて 私は歩き出す 母は何も言わずにしっかりと私の手を握り ゆっくり歩いていく 行き先もわからずに ただ私と共に いつからだろう 私が母の手を引いているのは 小さくなった母 子供の頃の私は 母を見上げていたのに いつの間にか 母が私を見上げるようになってしまった 小さくなった母 大きくなった私 どちらが先でも後でもない 幼かった私が見えたものは 広く大きな世界だった その世界に行くと何でも出来る様に思えたし 思い通りにいくと信じていた しか

          手を引いて

          何気ない日常

          冷たいこの空間に 長い廊下 横並びの椅子には 誰も座っていない 私は呼ばれるまで この暗い廊下の椅子に座りながら時を過ごす 上を向いたら 灯している蛍光灯は二つあるのに一つ外されており 余計に薄暗さを演出している 出入りしている職員を見ると 何となくやる気がないようにも見える スリッパを引きずって歩く姿が 怠さを感じる

          何気ない日常

          また、あした

          暑い時間が過ぎると、空はオレンジに染まり今日が終わる 途中に降り出した激しい雨が、夢のように思う 思うように事は進まず、ただ時間が過ぎる ふと、車から流れるFMの視聴者の投稿に頷く 人には、言っていいことと言ってはいけない事がある 夫婦や親友、恋人親子でもそんな気がする 身近な人ほど、そんな気がする 良かれと思うことは、自分が勝手に思うこと 相手は、そんな言葉なんて求めてはいないのだ 自分の行き場を探しながら、1日が終わる 今日も、お疲れ様

          また、あした

          僅かな時間

          この歩道橋から見る夕日が好き 背伸びをして 手すりにしがみつき身体を軽く持ち上げる 少し不安定な感じ でもそうやって見る方が ちゃんと見てるって感じになる 夕日を背にした車は帰る事に忙しい ぐんぐん車を飛ばして どこに行くのだろう 私は分からない様に片手でバイバイをする 気付くかな そろそろあの人が来る時間 夕方のシフトの君は いつも私より遅い 笑いながらみんなに挨拶をして そのまま仕事に入る 私はそれを歩道橋から一部始終見る ストーカーもいいところだ

          僅かな時間

          雨の日

          雨の日には、この曲の詞を想い出す 「君は本当に僕を愛してるかい 愛せてるかい」 この優しい歌詞の中の主人公がとても繊細で、まだ二人は始まった恋のように淡くて、切ない 相手を想う気持ちを心を体に纏い、何気なく差し出した手は緊張して震えている 基準のない恋の中、探り探りしているようで 何とももどかしい 雨の日には、そういった繊細な言葉が身に沁みる

          自分を信じる

          人と比べず 焦ることなく 与えられた時間の中で 出来る事を一生懸命やり 人の意見に惑わされず 感謝の気持ちをもち たまには後ろを振り返りながら 足踏みをして ゆっくり時が来るのを待つ

          自分を信じる