ろくろ

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カインと星空

カインはある日強化ガラス越しに星を見ていた。 「星は、自由でいいね…ボクも自由になりたいな。」 カインは叶いもしない祈りを捧げた。 「彼がボクを解放してくれるさ。」 「抜け出したいな」 「でも、ママから抜けることはできない。」 「……………」 この祈りは闇へとキエルノカナ？ イノリハトドカナイノカナ？ キミハドコニイルノ？ ボクヲスクッテクレルノ？ ボクヲコワシテクレルノ？ ソレカ ボ　ク　ガ　キ　ミ　ヲ　コ　ワ　ス　ノ　？

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    • カインと喫茶店

      ミケランジェロシティ　中心部にある喫茶店「ダイナー」 「いらっしゃいませー」　 ウエイトレスが厨房から声をかける。 カインはそわそわしていた。 「あ…あの…」 「ご注文は何にしましょう？」 「こ…この…パンケーキを…」 『え！？あの男の子ここのパンケーキを！？』 「すげえ…ここのパンケーキは有名だぜ…」 カインは少し恥ずかしそうにしていた。 「おまたせしましたー。」 カインの目の前には分厚くて巨大なパンケーキ（3枚）が置かれた。 カインは目を煌めかせながらパンケーキを見てい

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      • カインとホットケーキ

        マッシュルームタワー　台所 カインは真剣な目でフライパンを見ている。 「これで、ホットケーキを焼くんだね？」 「うん、その液体をフライパンに注いでゆっくり焼くんだよ。」 「わかったよ。リオン。」 リオンは心配そうにカインを見ている。 「弱火で焼くんだよ！」 カインは集中しているのか聞こえていない。 「ええーい！待てない！！」 カインはレッドでホットケーキをもやした。 「あ………」 「何事だ！！」 「焦げ臭い！！」 「…………」 カインは泣いてしまった。 「カインはせっかちだか

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        • カインと巨大パフェ

          2522年　某月　マッシュルームタワー 保育器が並ぶ部屋で少年は誰かを探している。 カイン　「リオンー」 リオン　「どうしたのカイン？」 カイン　「リオン！どこに行くんだい？」 リオン　「今日はショッピングモールに行くんだけど…カイン一緒に行くかい…あ、人混み苦手だったよね…」 カイン　「だ…大丈夫だよ…！リオンといれば大丈夫…！！」 リオン　「離れちゃだめだからね？」 カイン　「うん！」 ミケランジェロシティ　ショッピングモール カイン　「…すごい人混みだ…うっ…」 リオ

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          カインと七夕

          マッシュルームタワー カインは短冊に書いてる。 「よし…できたよ…！」 リオンが来た。 「カイン、何を書いてるんだい？」 リオンは首を傾げた。 カインは少し慌てた声で答えた。 「ひ、ひみつ…！！」 「カインが隠し事するんだね…」 「ご…ごめんね…」 「そういえば、人はこの時期になると七夕というのをやるみたいだけど、カインもやるのかい？」 「あ…その…」 「一緒に書こうか？」 「う…うん…！！」 『リオンと一緒に仲良く暮らせますように。』 『カインが幸せになりますように。』

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          カインと七夕

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