熊川哲也と漢字の共通点
たぶん誰だって脚が長いほうがいい。
しかしバレエダンサーの立場になると、必ずしも脚が長いほうがよいとは限らないらしい。
ある日、熊川哲也さんの著書を読んでいて、以下の文章を見つけました。
これを読んだとき、漢字を書くときのコツと同じだな。そう思いました。
例を挙げてみましょう。
左は重心の位置が低く、右は高い。
左の方がどしっと見えないでしょうか?
これは書の作品を書く時も同じで、よく「頭を大きく書きなさい」と言われます。
ちなみに、左右へのハライは多少長めに書いた方が安定感が出て、字も華やかでのびやかに見えます。
右は少し縮こまって見えます。
ただし、これはこれでやり過ぎると途端に字がいやらしく、自己主張の強い字になるので、注意が必要です。
脚が長い方がスタイルはいい。ただし、重心の位置は地面から近い方が安定する。そんなお話。
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