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字の練習からすみっこぐらしへ

常に100点が出せる。
書写においてこの能力は大切なことだと思います。

しかしそう簡単に出来ることではありません。また、現在の自分の字が完成形だとも思えないので、時々確認のためにペンや鉛筆で活字を書き起こしています。

今回はこちらを鉛筆で。

美意識を育むためには、物の背景も重要です

『日本の美意識で世界初に挑む』  細尾真孝


左:行書       右:楷書


楷書と行書を書き終えたら、字形や字間、文字の大小が適切なのか確認します。
そうすると色々と気になるところが出てきます。なかなか最初から納得のいくものが書けません。何回か書き直しながら理想に近づけていきます。

私に硬筆を指導してくれる人はいないので、自分で工夫していく必要があります。


いつも気をつけているのは眼と手のバランス。


常に眼が手よりも上になっておかなければ、自分の力で上達することは不可能です。

常に眼が手よりも上の状態を保つためには

自分より優れたものを観る
しかありません。

ここで微妙なものを選ぶと悲惨です。
いい手本で繰り返し自分の理想の字を頭の中に記憶していく必要があります。
いい手本を選べるかどうかはその人の審美眼にかかっています。私にとってまず、品格が備わっているかが重要な判断基準です。

品格は隠せないものだと思います。
書も当然同じですね。


以前から申しておりますが、字は記憶です。
記憶→再現 

これができるようになるまで繰り返し練習します。



字の練習をしながら、すみっこぐらしの練習もします。


え?
本当ですよ。



理由は単純で、学習プリントの隅に書くと子どもたちがきゃっきゃ喜ぶからです☺️

まぁ、低学年の女の子限定ですけどね。
ちょっとしたワクワクや楽しみをどうやって見つけるか、いつも考えています。

書き方楽しいな。お習字楽しいな。そんな子たちが増えないと書道まで続いていきません。

普段は秘蔵。ここぞという時に書くすみっこぐらし。タイミングをみながら登場させます。

しかし難しいのですよ。曲線が。
人気の「しろくま」や「とかげ」が難しい。
イラストを隣に置いて書くわけではないので、キャラクターを覚えないといけない。

つまり、これも記憶というわけです。

とかげ

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