脚本「ごめんね」
キミが泣いた
静かに泣いた
何の前触れもなく泣いた
頬を伝う涙は
なかなか止まらない
あぁ、そっか…
ずっと…我慢してたんだね
いつも元気いっぱいで
誰より明るくて
周りの人も笑顔になる
そんなヒマワリのようなキミも
泣きたくなるときもあるよね
ボクもキミに甘えていたんだ
いっつも元気をもらってる
抱え込んだ悩みも
あの悔しかったときも
キミが受け止めてくれた
それなのにボクは
キミの痛みに気づけなかった
キミの涙を見て初めて気づいた
ボクが傷つけたのかも知れない
キミはきっと違うっていうけど
ごめんね…
キミを傷つけて
ごめんね…
キミに頼ってばかりで
ごめんね…
キミの痛みに気づいてあげられなくて
ごめんね…
すぐに言葉が出ないや
伝わるかはわからないけど
もう手遅れかも知れないけど
ちゃんと言わなきゃ…
ホント…ごめんね…
キミは泣きながら笑った
キミの笑顔を見た時に浮かんだ言葉
あぁホントに伝えなきゃいけないのは
この言葉
「ありがとう」
「ホントにいつもありがとう」