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韓国・鹿児島5泊6日クルーズ(MSCベリッシマ乗船記)

 新婚旅行のハーモニー・オブ・ザ・シーズ、そして、昨年のダイヤモンド・プリンセスに続き……

 今年、我が家(私・妻・娘)はイタリアのクルーズ客船、MSCベリッシマへと搭乗した。

 東京発着の5泊6日クルーズであり、寄港地は韓国のチェジュ島と鹿児島のみ。かなりゆったり目のクルーズである。

 今回は私の父と母、妹も参加。二部屋を取っての6人での旅行となった。一部屋二人が基本なので三人目は安くなるのだ(子供無料・大人半額)。



・客室


 今回の客室は最も安い内側客室をセレクト。船のお値段は、

内側客室 → 海側客室(窓付き) → バルコニー付き客室 → スイート

 の順で高くなる。初クルーズは新婚旅行でもあったので奮発してバルコニー付きを選択。昨年のダイプリはコロナ騒動で色々あったので格安価格でジュニアスイートを選択できた。それで今年はケチったのだが、娘(5歳)からは「ぱぱ、たくさん働いて、次はバルコニー付きにしてください」と言われてしまう。つらい。

(※なお、ジュニアスイートと言っても一般的なホテルより遥かに狭い)

 内側客室は閉塞感はあるものの、部屋では結局寝るだけなので、あまり問題はない。もちろんバルコニーがあればあったで、海を眺めながらウイスキーを飲んだりできるのだが、


(昨年の様子)


 同じことがやりたければ、船上の他のデッキでやればいい。バルコニーはあれば優雅だが、無くてもまあ……という感じだ。

・日本人フレンドリーなクルーズ船

 MSCベリッシマは東京発着ということもあってか、極めて日本人フレンドリーな作りとなっている。アプリも基本的にはほとんど日本語対応で、メニューにも日本語が全て併記されている。船内アナウンスも必ず日本語が付くため、安心感がすごい。

 初めて乗ったカリブ海クルーズ(ハーモニー)ではアナウンスが英語のみだったため、気合のリスニングが要求されたが、そういう不安感がない。レセプションにも日本語対応スタッフがいる。

 ただし、ハウスキーピングやウェイターなどはほぼ英語対応となる。キッズイベントの説明もほぼ英語だった。英語話者の人が日本語でも頑張って喋ってくれるが、辺りがうるさいのもあって全然聞き取れない……。

 また、日本語が通じると言っても、対応自体は外国基準のおおらかさ……チャランポランさなので、細かいことを気にしてはいけない。乗船時間とか、「指定の時間より前に来るな」「来ても座る場所ない」「迷惑だから来るな(意訳)」とあれだけ書類に書かれていたのに、全部ガン無視して指定時間より前に行った両親は、何の問題もなく早めに乗船できていた。律儀に時間を潰していたわれわれはなんなのか。

 下船時間に関しても、8:45分までに集合しろと書かれていたのに、8:30の時点で既に下船がスタートしていた。われわれは律儀に10分前行動してるのに間に合ってないんだが!??

 メインレストランを2回利用したが、結局、サラダは一度も運ばれてこなかった。こういうところはある。ドリンクもしばしば無視されたが、「来てないんだけど!」と言えば持ってきてくれるし、なぜか請求もされなかった。チャランポランすぎる。


・クレジットカード

 船に乗ると、まずルームカードにクレカを紐付けるのだが(ルームカードで支払いが可能になる)、事前説明で「数種類カードを用意しておけ」と口酸っぱく言われていた。なぜか一部のカードが通らないことがあるからだ。実際、私も三種類(VISA、マスターカード、JCB)を用意した結果、VISAとマスターカードがダメで、なんとかJCBだけが通った。

 VISAは紐付け時にショートメッセージでワンタイムパスワードが送られて来るのだが、船内では回線が死んでいるため、そのワンパスが受け取れない……。マスターカードもメールでワンパスが送られてきて、そちらはなぜか受け取れたのだが、ワンパスを入れても弾かれてしまう。一方でJCBはワンパスも何もなくスルッと通った。よく分からない……。とにかく数種類用意すべきだろう。

 今思うと、キャビン内でアプリで作業せずに、出港前にもっと開けた場所(屋外とか)で電波が通る場所を見つけて、そこでショートメッセージを受け取ればVISAでもワンチャンあったのかもしれない。

(10/4追記)

 いまメールボックスを確認していて気付いたが、マスターカードの方は「不正利用が疑われるので止めておいたぞ」とメール連絡が来ていた。海外からの、相当額のデポジット(250ドル)だったために不審に思われたのだろう。このメールの存在に気づいていればマスターカードも使えたと思われる。なお、利用制限は掛かりっぱなしだったので、いま、それの解除のために面倒な思いをしている。

・キッズ向けイベント


 子連れの親御さんが気になるのは、ぶっちゃけ、「この旅行でどれだけ子供が笑顔になれるか?」であろう。ご安心頂きたい、キッズイベントは豊富に用意されている。

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