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雑記:滋賀医大生・性暴力事件の地裁判決本文を読む
大騒動となっている滋賀医大生・性暴力事件の高裁判決であるが、あれから少しずつ情報が増えてきた。
この記事だと誤解を産むから、一審判決で認定されている事実で、この記事に明記されていない被告人ら有利となり得る事情を列挙してみた(表記は弁護士ドットコム記事に合わせる)。
— 弁護士ATLaw (@attorneyatlawer) December 26, 2024
・A男は、X女(被害者)とY女とアルバイト先が一緒。 https://t.co/cTLnoFORKK
この辺りが重要と感じるが、しかし、いずれにも情報の不足が見受けられる。小山(狂)氏は弁護士ドットコムの記事をベースにしているが、そもそもの弁護士ドットコムの記事に不足があるため、氏の受け取り方にはやや偏りがあると感じられる。
ではなぜC男は起訴され地裁では懲役2年6ヵ月の実刑判決がくだったのか。
検察の起訴内容でC男に触れているのは、午後11時51分ごろA男がX子と口腔性交を行った際に対し、X子の「苦しい」という発言に「苦しいって言われた方が男興奮するからな」と発言した一件のみである。この行為が強制性交等罪の構成要件のひとつである「脅迫」として扱われ、強制性交等罪の共同正犯として2年6ヵ月の実刑判決が下ったのだ。
小山(狂)氏はC男(今回無罪判決が出た二人のうちの一人で実際的な性行為を何も行っていない)に対して、やや同情的な書き方に見える。弁護士ドットコムの記事を参照すればそのような感覚を覚えるのも仕方がない(現に私もそう思っていた)。
しかし一方で、この二人に対する地裁判決本文を読むと、よりディティールが明らかとなってくる。簡単には手に入らないと思っていた地裁判決本文だが、なんとネット上にあったのだ。
興味のある方は実際に読んでみて頂きたいのだが、通読すると大分印象が変わってくる。箇条書きにすると以下だ。
・C男も大分ゲスい
・C男の判決は発言一つに対する脅迫判定ではなく、いろいろあっての共同正犯
・心理的な問題を考慮しなければ、X女(被害者)が逃げられない状況にあったとは思えない
・A~C男のSっぽい言動は、一次会におけるX女の「Mっぽい匂わせ」を受けてのものか?
・最初の口腔性交の後、五人でゲームをしている(おそらく性的なニュアンスのもの)
事件の全体的な印象としては……
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