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雑記:無から被害を錬成するフェミニズム錬金術

 きたしま氏が連載していたツイッターホラーまんがが、この度、無事に最終回を迎えた。

 この投稿から始まった本作だが、最終的な読み味としては「フェイクドキュメンタリーQ」に近いニュアンスとなった。微かなヒントを散りばめたまま、不穏な空気の中で終わるこういった作風は、最近ではある種の流行である。

 個人的には長編映画でこれをやられるのはあまり好きではないのだが(長い時間をかけて見たからにはスッキリするカタルシスが欲しい)、Xのような双方向メディア、かつ、短編まんがで行う分には悪くない取り組みだと思う。実際、最終話のリプには様々な考察が寄せられているので、気になる人は見てみると良いだろう。

 さて、本作だが、この作品が話題になったのには、いつものあの界隈が一枚噛んでいた。


https://x.com/pippifukafuka/status/1885647649719914551


https://x.com/w94g4Gd38CRMyTk/status/1885906194969366777


 まあ、こんな調子である。


https://x.com/U69948721/status/1885908105093157204


 このポストが原因だと言っているが、それでも今から何が始まるのか分からないのに、彼らは「予感」だけで作品を叩き始めた。もちろん、怒るに足るだけの「被害」などどこにも発生していない。「被害」は彼らの頭の中にだけ存在した。そして、結局、本作はホラー作品であって、彼らが幻視した「被害」など現実にはどこにもなかった。

 空中に垣間見えた幻影に対して拳を振り上げ、怒り狂う彼らの姿が傍からどう見えるかは言うまでもない。


https://x.com/kawashisan/status/1885711544044130539


https://x.com/wenslime/status/1885866237873586645


 このような光景は、女性たちからも当然異様な物に見えていた。


https://x.com/joururi8284/status/1886017950681075977
https://x.com/otyasukedayo/status/1885359226207559853

 しかし、彼らのこのような言動は今に始まったことではない。過去には……


 作家が「(自分が嫌いな相手を)フォローした」「カンパした」と事実無根のデマを流して攻撃し……

 まだ世に出ておらず、誰一人内容を確認していない作品を想像だけで攻撃し……

 判決文すら出ておらず、詳細が確認できない状態の判決に対し、裁判官への訴追署名を集めた。

 彼らには常人には見えないものが見えている。そして、その幻影を元に軽挙妄動し、己の軽挙を顧みることはない。


https://x.com/fineplay000/status/1890117868559429981


 その面の皮の厚さには敬服する。

 さて、なぜ彼らは常人に見えないものを幻視してしまうのか? それには理由がある。これは無から被害を錬成する恐るべきフェミニズム錬金術の秘術なのである。

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