雑記:5歳児と過ごす6連休
子供が生まれる前と後で、その意義が一変するものがある。連休だ。
かつては喜びに包まれていた連休は、出産と同時に「保育園が休みの日」「育児せざるを得ない日」となってしまい、その輝きは急激に色褪せる。「子供と一緒に過ごせる掛け替えのない時間」と言われれば、それは字面としてはそうなのだが、実感としては厳しい。特に2歳以下の子供となるとエンタメ性を大人と共有することなど不可能で、われわれは死んだ顔でミニカーを前後に動かし続けることとなる。
もはや「苦行」「試練の時」という認識であった連休だが、しかし、子供が5歳ともなれば話は変わってくる。食事もある程度まで大人と一緒に取れるようになり外食の幅も広がるし、オムツも外れ、急なおもらしにアタフタすることもない。子供向けエンタメも大人が楽しめる範囲に入ってくる。5歳ともなれば「連休」という言葉の持つ苦行感・絶望感は相当に薄れ、「楽しい」感覚が強くなるのだ。今回はそれを強く実感した連休であった。
というわけで、本日は、このお盆の6連休を当ファミリーが過ごした楽勝の記録である。皆さんのご家庭の今週末の参考になれば幸いである。前提として、我が家では一日単位で育児担当者が決まり、その日に子供をどこに連れて行くかは担当者が企画・立案・実行する。担当者でない方は行きたければ付いて行くし、いつ抜けても構わない。
■1日目(8/10)児童館
楽勝と言っておいてなんだが、それは十分な対策あってこそである。6連休に備え、我が家は福祉も活用し尽くした。児童館の一時預かりサービスである。6時間で4800円だが、こういう時にカネを惜しむ気はない。この日は妻が育児担当で、児童館への送り迎えなどを行った。
で、私は、その時間を使って「ゆぷまる」というボドゲイベントに出展していた。
このイベント出展だが、売上自体よりも、『その案件、弊社なら1金で受けれますが?』にレビューが付いたことが嬉しい。これだけでも出展した甲斐があったというものだ。
今後はこのレビューを宣伝に使いまくっていくぞ、という所存です。皆さんのレビューもお待ちしております。
(おまけ)
■2日目(8/11)プリキュアショー
本日の育児担当も妻(午前中だけ私も同伴)で、上記のイベントに参加した。
場所は池袋サンシャインでアクセス簡易。当然ながらランチもサンシャイン内で完結する。入場料は大人2100円、子供1700円となかなかだが、ショーもあり、満足度は高い。
何より良いのは、入場者数がそれほど多くないことで、場内のイベントはほとんど待ち時間なく楽しむことができる。入場列の長さに比して、なぜこんなに空いているのか、よくわからないが……。
イベントは子供が楽しむものばかりだが、ショーや変身スポットなど、子供が踊る機会が非常に多いのがポイントだ。5歳児の娘が踊ってる姿を見ると脳汁が溢れ出るので、大人も幸せになれる。子供がプリキュア好きならオススメできる大当たりイベントだ。
■3日目(8/12)トミカ博
本日の育児担当は私。事前にチケットを買っておいた。
だが、前日のプリキュアイベントに対し、こちらはかなりのハズレだった。最寄り駅がゆりかもめ線の「有明テニスの森」でありアクセスが悪い上に、運悪くコミケと被っていたのだ。ゆりかもめは混雑している上に空調が弱く、熱気が籠もり、汗が噴き出し、到着した時点で既にヘロヘロである。
そして、来場者が多い……。プリキュアイベントと比べて、一つ一つのアトラクションに行列ができている。「的にボールを投げ込む」というほんのちょっとしたアトラクションでさえ20分並ばなければ体験できない。プリキュアイベントでの同等のアトラクションの待ち時間は0分だったのに。
このちょっとした写真を撮るだけでも20分待ちである……。
娘は実際に手に取って、体を使って遊びたかったようだが、トミカ博は展示の要素が強かった。体験系は待ち時間が長く、時間コストと体験満足度が釣り合わない。最新のトミカのおもちゃなどもあって、これも待ち時間がなければ楽しめたのだろうが、娘の疲労と空腹により並ぶことも断念し一時間弱での撤退となった。
総合満足度は極めて低い。「私は何をしに有明くんだりまで来たのか……」という絶望的な気持ちになった。だが、その後、有明ガーデンという近くのショッピングモールでランチをしたところ、ここがなかなか楽しめたので、ギリギリ持ち直した感じである。
レゴ製のおっさんに興味津々の娘。
生協が配ってたバルーンアート。本来は説明を聞けば貰えるらしいが、我が家は既に生協をやっているので、それを伝えたらもらえた。娘は大喜びである。
クレヨンしんちゃんのイベントも行われていた。
一つ一つはちょっとしたものだったが、楽しい体験が重なったのと最後にサーティーワンでアイスを食べさせたことにより娘も笑顔になった。ありがとう、有明アリーナ。
しかし、帰りのゆりかもめはやっぱり辛い……。コミケと被ったのは大誤算だった。とにかく時期が悪かった。
■4日目(8/13)児童館
育児担当は私。この日も児童館に娘を預けて、私は児童館最寄りのガストで仕事をしていた。逆に言えば、こうでもしないと連休中に仕事などできないのだ。
こちらの記事を書いたり、他、細々した事務作業を進めた。
■5日目(8/14) 映画
育児担当は妻。私は庭の湯というスーパー銭湯へ。
サウナに入ったり、酒を飲んだり、読書をしてリフレッシュした。あと、風呂の中で今書いている小説の今後の展開を考えたりしていた。私は家以外で風呂に入ってると、なぜか構想がまとまる。昔からなぜかそうなのだ……。
その頃、妻と娘はアンパンマンの映画を見に行っていたようだ。
4歳くらいから、1時間程度の映画なら集中力が保つようになり、映画館が選択肢に入ったのは非常に大きい。子供向けとは言え楽しめる作品は色々あって、妻もこの映画を楽しんでいたようだ。『映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ』は私もかつて娘と一緒に見たが、あれはよくできたホラーだった。
■6日目(8/15) みなと科学館
育児担当は私(午前中まで妻も同伴)。流石に6日目ともなると行き先に困り始めるが、良いものを見つけた。虎ノ門にあるみなと科学館だ。何と言っても入場無料である。
しかも今はロボット展が開催されている。
こんなデカいロボットに乗れたり……
aiboと遊ぶこともできる。娘はaiboがめちゃくちゃ気に入ってたので、「2~3万くらいならウッカリ買っちゃおうかな」と一瞬頭をよぎったが、実売価格を尋ねると0が一つ足りなかった。「そんなに気に入ったなら買ってあげようか?」などと口を滑らせなくて本当に良かった。
常設展示も手を動かしたり、体を使って体験できるものが多く、娘は飽きずに楽しんでいた。さらにプラネタリウムは大人600円、未就学児0円で、混んでいてチケットが買えないなどもない。プラネタリウムの内容はやや難しく娘は飽きていたが大人的には楽しめた。
なお、公式サイトではあまりアピールしていないが、平日限定で地下に社員食堂(?)がオープンしている。
さすがに子連れで行くところではないが(われわれもジョナサンに行った)、こういう食堂は個人的に大好きだし、他のプラネタリウムプログラムも見てみたいし、ここは今度、一人で行ってみたい気持ちがある。
というわけで、入場無料、待ち時間もなく、近くにジョナサンもあるという至れり尽くせりの好条件なのがみなと科学館だ。アクセスが良い方には強くオススメできる。この連休中で最も総合満足度の高いスポットであった。
最後に、娘にせがまれて家の近くの和菓子屋でかき氷を食べた。娘はメロンで、私は宇治金時を食べたが、かき氷、うめえな……。ここも娘に内緒で、一人で時々こっそり行って食べよう……。
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