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GOOD DESIGN賞 2019 受賞いたしました。

本年度のGOOD DESIGN賞をカフェトリエの「ビジネスモデルのデザイン」にて、受賞いたしました。
以下受賞概要リンクです。

複数オーナー制度で開業機会と成長機会を提供。そして「場所貸しをしない」仕組みで、シェアビジネスに於けるデメリットを解消&メリットに特化した持続可能なビジネスモデルをデザインしております。

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賞が欲しいわけでもなく、受賞したところでお客さんが増える事もないでしょうし、そもそも店主の仮説検証をすばやく行う(失敗と成功をビビット感じられる為に余計な集客はしない)事を意図しているので、

では何故エントリーしたのか?という事になりますが。

それは、より多くの人に、開業等の主体的行動機会を提供でき、エリアの活性化にも繋がる「シェアリング」「場づくり」について、人間に誠実な議論を少しでも社会に広げられたらという思いからでした。

「シェアビジネス」や、何やら俄かにやりたい人が多い「場づくり」は、ハード面を作って仕舞えば後はチャリンチャリンと自走していくだろうと思われがちですが、それでは意志のぼんやりした俄かな場ができあがります。志が見えず魅力を感じにくいシェアスペースや、閉業も散見されます。

会社という場を作り上げている方は実感する日々と思いますが、場づくりは、場所自体に血の通った意志があり、意志が意志を呼ぶあたたかいもので、決して楽して手放しで自走などはできません。志という極めて主観的なエネルギーの注入と、継続的な舵取り編集が必要な生き物です。(私がオーナーと呼ばれるのが苦手なのは、この辺りの想起からです)

カフェトリエには、その「志」を大切な軸にすることで、シェアすることでのデメリットをメリットに転化する仕組みがあります。

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また、開業という自分の志を乗せたアクションを起こすということは、優しく控えめな「ごく一般的な」日本人が主体的な自分の一歩を踏み出し、自らの体験により、「自分のコトバ」を持つ状態に繋がります。SNS等で他人の正論やミスにたかったり、借り物のコトバで軽薄な同調をして日常のストレスや不安を埋めてる場合ではありません。

この思想と仕組のデザインを、知り合いではなく忖度もない、日本とアジアのトップランナーである審査員達に直接問うことができ、
受賞できた場合、社会に表出する場を与えていただけるのが魅力でした。

今回のエントリーは、2年を振り返る事業の再整理にもなりましたが、資料や動画、パネルでのプレゼン審査もあり、一人で全ての準備を行うのは、最後はもはや意地でした。

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さて、このビジネスモデルのデザイン内容は、今月末からのミッドタウンで開催される
GOOD DESIGN EXHIBITION 2019
https://www.g-mark.org/gde/2019/index.html
に出展いたします。

毎日カフェトリエの店主たちが大切にしている自らの志を、どのような仕組みで営んでいるか、ご紹介できると思います。

また、最新の日本とアジアのビジネスや、デザインの「共通要素」をいくつも抽出できる、全てのビジネスマンにお勧めしたい展示です。

日本、香港、韓国、台湾の約5000件応募からの1400件程度受賞(10件のうち3件受賞)するアワードですが、今年のはじめにこちらでも話していた目標の一つである「事業を体系化し、伝える価値のあるものに整理する」事は達成できたかなと感じています。

今後は、地方の個人や店舗賦活による地域活性化への応用と、カフェ店舗カテゴリだけではなく、クリエイティブでスキルフルな複数業種同士の、雇用関係の無い自立した「個人の集合体」として力を持つ事業へ、様々な企業と共に拡大して参ります。

これからも一層、編集者/デザイン・ディレクター/バリスタとして、幅広いビジネスセグメントで社会の役に立てたら楽しいなぁと夢想しております。

今後とも、よろしくお願い申し上げます。


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