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「彼らが本気で編む時は、」〜rap

最初にこの映画を観た日は、とても寒い日で、長距離のウォーキング途中、ちょうど時間が合って劇場に立ち寄った。

リン子さんのお母さん(田中美佐子さん)の、子供の気持ちをまっすぐに受け止めて共感して守る姿が心に焼き付いていた。

ずっとまた観たいと思っていて、今月wowwowで観ることができた。

辛い状況の子どもたちも描かれている。でも、暖かく、ユーモラスな台詞がそこここに散りばめられていて、観ていて心地よく感じた。
心地よいどころではないエピソードもあるのだが、入院している友達をトモが、乱暴な言葉と態度で、だけど一番通じ合う話をするシーンも好き。

何回も繰り返し浸っていたい映画の一つだ。

荻上監督の他の作品も好きでいくつか観ているが、どれも、のんびりとした時間の流れを感じて、「彼らが本気で編むときは、」にもそれは通じるものがあった。

来月は荻上監督の「波紋」が放送される。まだ観ていない作品で、これも重いテーマが描かれていそうだが、荻上監督の描く世界を楽しみにしている。

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