『波の数だけ抱きしめて』〜kaf
江ノ島を舞台にラジオ局を立ち上げる若者たちの物語。
恋愛ってこんなにも上手くいかないものなのかというくらいにすれ違い合う登場人物たち。
芹沢と高橋のコンビがとてもチャーミング。
外野的立場から野次を飛ばしたり噂話したりというコンビネーションがとても楽しそうで、彼と彼女のおかげで深刻になり過ぎず作品を楽しむことができているなぁ〜…と、思っていたところに関係性がガラッと変わる種明かしがされる。
けれど最後には彼らにとってそんな苦い青春が淡い思い出になるような前向きな終わり方に、切なさもありつつ温かく終わるようなそんな映画。