わたしが喫茶店を好きな理由
「お客様は神様です」という言葉がある。
お金を払っていただくという意味では、神様なのかもしれない。
けれど本当は「お客様」と「サービスする側」は対等であってほしいと数年前から思っている。
むしろ、そうでなくては居心地がわるく感じるくらいになってきた。もちろん場所にもよるけれど。
画一的なサービスで丁寧に接客されるより、多少雑でも、その人となりがわかるサービスのスタイルが好きだ。
喫茶店はその最たる例のひとつ。
「わかってくれる人だけ来てくれればいいの」ってさばさばと笑いながら、お客さんを追っ払った話をしてくれたオーナーさんがいた。
「わかってくれる」ということは、何も難しいことではない。
ただ、そのお店と自分のスタイルが合うかどうかということだけ。
そこに、一般的な「いい・わるい」という価値観は存在しない。
「合うか、合わないか」
普段の生き方もこんな感じで肩の力抜いてもいいんじゃないか、喫茶店へ行くたびにそんな風に感じる。
執筆者:チヒロ@かもめと街
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