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10月のひそひそレシピ 金木犀のシロップ
小さなレシピと日記の連載「ひそひそレシピ」第4回10月といえば皆さんが心待ちにしている金木犀の季節。ということで今月は、リクエストにも頂いていました「金木犀のシロップ」の作り方をご紹介したいと思います。
ほんとうは花が咲いている間にご紹介できたら良かったのですが、その時期は毎年とてもじゃないけれど休みも取れない忙しさで、、、ぜひ次の金木犀の季節に試していただけたらと思います。
最近は金木犀人気がすごいなぁと街中でも感じますが、ひそひそでも金木犀を使った商品は毎年秋の人気商品になっています。なんとも良い香りとともにオレンジ色の花が咲くのが楽しみでもあり、ここ数年は金木犀の収穫・加工が秋の一大イベントになりつつあって毎年10月に入ると天気や気温を見ながらなんだかそわそわしてしまいます。
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今年は気温が高かったのと天気が良かったので蕾が膨らんでから1日ほどでほぼ満開に。例年お天気や気温によってもさまざまで開花日を読めないのも大変ですが、花が咲いたら家族スタッフ総動員で収穫します。今年は花の綺麗な期間は短かったですが、みんなの頑張りのおかげでたくさんの金木犀の花を収穫できました。
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収穫したらその次は加工。ひたすら金木犀の花を洗って掃除します。根気がいる作業ですが頑張ります。そうして収穫され綺麗になった金木犀の花をシロップやお菓子に加工してゆきます。
毎年人気商品の金木犀のシロップと金木犀の琥珀糖、ドライにした金木犀を混ぜた金木犀のハーブソルト、その他お菓子の風味付けに使う金木犀酒や家庭用には金木犀のサングリアなどもたっぷりと仕込みました。
今年も無事たくさんの金木犀の商品が完成し、早速店頭や通販でもたくさんご注文をいただいていて今まさにラッピングや発送作業に大忙し。ここ数年で10月はすっかり金木犀仕事の繁忙期になりました。
そんなわけで10月のレシピは金木犀の花が咲くのを待って金木犀のシロップの作り方をご紹介しようとずっと考えていました。
金木犀のシロップは毎年仕込んできましたが、少しずつ改良したり使い方によって微妙に変えたりと試してきたので、何通りかのレシピがあります。
今回はお日持ちは短い代わりに金木犀の香りが最も強く感じられる、ご家庭で楽しむのにぴったりな作り方をご紹介しようと思います。
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金木犀のシロップ
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◾️材料
・金木犀の花…100g
・水…1ℓ
・グラニュー糖…60g
・国産レモン…1個
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◾️作り方
①まず金木犀の花を収穫しますが注意点があって、お庭に金木犀の木がある方でも害虫や病気の対策で殺虫剤などで消毒をされているお家もあるかと思います。
食用の金木犀のシロップを仕込みたいというときには必ず消毒をしていない木の花を使ってください。また交通量の多い道路に面している場合なども排気ガスや埃であまり綺麗な状態ではないのでシロップ作りにお勧めできません。
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②綺麗な金木犀の花が摘めたら、洗って掃除をします。ボウルに水を張って洗った後、一掴みずつキッチンペーパーなどに広げて葉っぱや埃、小さな虫を箸で取り除いていきます。消毒をしていない金木犀にはもちろんですが小さな虫がたくさん居ます、花の中に隠れている小さな虫をひたすら探すのはとても根気のいる作業ですが頑張ります。(茎やガクなどは入っても問題ありませんが気になる方は取り除いても良いです)
花の掃除が終わったらシロップを仕込みます。金木犀の良い香りを閉じ込めるためできるだけ収穫した当日か翌日中に仕込んで下さい。
③鍋に水とグラニュー糖、輪切りにしたレモンを入れ火にかけます。
カフェでは国産のレモンを皮ごと使っていますが、外国産のレモンは防カビ剤が付いているので皮を剥いてから使うようにしてください。
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④グラニュー糖が溶けたら、金木犀の花を入れて一煮立ちさせます。
あら熱がとれたら清潔な瓶などに入れて必ず冷蔵庫で保存し、数日中に飲み切ってくだい。※砂糖が少ないレシピのため常温での保存・長期間の保存は傷みやすくなりますので避けてください。
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お水やソーダ割り、お湯割りのほか、紅茶に入れたりお酒に入れて香りを楽しむのも良いですね。
カフェではお日持ちするようまた別のレシピで作っていますが、今回ご紹介したのは採れたての金木犀の香りがめいっぱい楽しめるレシピになっているのでぜひご家庭で試してみてください。ひそひその金木犀のシロップをお飲みいただいたことがある方・ご購入いただいた方は、違いを楽しむのも良いかもしれません。
ぜひ金木犀の季節に作ってみてください。
online store では金木犀のシロップの他、金木犀を使った商品も販売中です。待ちきれないという方はそちらもぜひ。
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