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メロウなピアノ・レゲエ

ボブ・マーリーが、メッセージ性の高いレゲエを携えて、アメリカ・イギリスなどジャマイカ国外に向けてメジャー・デビューしたりと、ジャマイカ音楽の音楽性が硬派になっていった1970年代前半。
ハリー・ムーディー(Harry Mudie)というプロデューサーが率いるレコード・レーベル、ムーディスク(Moodisc)は、時代とは真逆の甘美で華麗な音楽にこだわるという、逆に硬派なスタイルを貫いていました(笑)。

このムーディスク・レーベルで音楽的なリーダーだったのが、今回ご紹介する、ピアニストのグラッドストーン・アンダーソン(Gladstone Anderson)です!

ジャマイカ音楽草創期であるスカの時代から、スカタライツのメンバー達と共にセッション・ピアニストとして活躍していた彼は、ロックステディの時代にもギタリストのリン・テイト(Lynn Taitt)と組んで、名盤「Glad Sounds」を残したりもしています。

メロウなロックステディにぴったりの、甘~い音色のピアノを奏でるグラッドストーン・アンダーソン。
そんな彼が、甘美で華麗な音楽にこだわるムーディスク・レーベルと合わない訳がありません!

ムーディスク・レーベルからの1枚目のソロ・アルバム「It May Sound Silly(1972年)」。

このアルバムにも、8曲目の「Leaving Rome」など魅力的な曲がいろいろ入っていますが、やはり個人的には2枚目のソロ・アルバム「Glady Unlimited(1977年)」が最高におススメです!!
もはや最高な曲しか入っていない、全曲最高なこのアルバム、なぜかSpotifyに見当たりませんでした…
同じレーベルからの1枚目「It May Sound Silly」があるのに、2枚目の「Glady Unlimited」がないという、この不思議。

でも、ご安心ください!
You Tubeにはしっかり転がっていました(笑)。
それでは、アルバム収録順に全曲ご紹介したいと思います!!

1「Sound In Symphony」

2「It's Not That Easy」

3「You're Welcome」

4「Don't Walk Alone」

5「Rocking The Drifter」

6「Yours To Remember」

7「Everybody Knows」

8「Sad Sweet Dreamer」

9「This Is The Day」

10「Gone Is Love」

どの曲も極上で、とろける様ですね~
強いて、特におススメな曲をあげると、8曲目の「Sad Sweet Dreamer」でしょうか…
いや、やっぱりどの曲も最高で、決めきれないですね(笑)。

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