接客英語24 テイクアウト:希望時間が合わない
皆さん、こんにちは。「英語より笑顔」、ぺぺです。
今回は電話対応シリーズのテイクアウト編「希望時間が合わない」です。
テイクアウトオーダーでゲストの希望のピックアップ時間がずらせないこともあります。ゲストも家族や友人との予定に合わせていたりして、遅らせることはできないこともありますよね。残念ながら要望に添えないこともあるものです。今回はそんな時のフレーズを紹介します。
内容としては前回の記事、「待ち時間が長い」と大きくかぶりますので、新しい部分だけ、"double-check" と "I'm sorry about that." という表現だけ紹介します。
(解説動画は作成中・後日ペペチューブにて公開予定)
double-check
前回の記事で紹介したんですが、皆さんは「どれくらいかかるか確認します。」と言う時、「確認する」ってどういう表現を使いますか?私が前回紹介した表現はこれです。
check
"check" は、確認する、という意味です。
前回の記事はこちら
今回の記事では "double-check" と言う表現を紹介します。この表現は非常に使う人が多かったです。チェック、確認がダブルになる。2回確認する。いわば再確認します、ということですね。辞書で確認しても、「間違いがないようにもう一度(2回目の)確認をすること」、と言うふうに書いてありました。
ただ、私がカナダにいた時に、よく思っていたことがあります。
「今の確認1回目だよね?2回目じゃないよね?」
結構、1回目の確認でも "double-check" ってよく使われるんですよね。
"double-check" の意味
"double-check" は、「間違いがないように、正確に」と言う感じの「念の為」というニュアンスが強くなっている気がします。という訳で私がどういうシチュエーションで使っていたか、をお伝えしたいと思います。
お客様のピックアップの希望は15分後ですね。普段なら15分あれば作れるオーダーです。たぶん大丈夫だと思うんですが、今日は少し忙しいようです。間違いがないよう、念の為にきちんと確認しますね。
こういうニュアンスが含まれた "double-check" なんですよね。普通に "check" と言うより 少し正確さに重きを置いているようなニュアンスにしたい時に使う、という感じです。
もしかしたら意味的に、文法的に謝りかもしれませんが、私はカナダ人はそういう意図でこの単語を使っている人が多いんじゃないか、と経験から使っていた表現です。それくらい使う人が多い表現ということですので、皆さんも是非間違いを恐れず使っていきましょう。「念の為に確認させてください」はこうです。
Let me double-check.
ピックアップ時間が合わない
出来上がり時間を伝えて、希望の時間より長くかかる時のゲストの反応は様々です。
時間交渉
サービスマンとしては一番困りますよね。キッチンスタッフは忙しい時はちょっとイライラしてしまう人も多いものです。「1時間って言われたのに、40分で出来ないか聞かれてるんですけど…」なんて伝えたら何て言われるか…。って思いますよね。それで、その場でノーを言ってしまう人もいるのではないでしょうか?
ワンクッション起きましょう。「もう一度キッチンに聞いてみる」「ちょっとマネージャーに聞いてみる」等、自分以外の誰かをはさみます。その上で「やっぱり1時間はかかるようです。」と言うと、意外と「聞いてくれてありがとう」とゲストのフラストレーションが和らいだりするものです。
私は経験上、演技でもいいので、「聞いてみる」というワンクッションを入れることをオススメします。
例えば、このタイミングで
Let me double-check.
を使ってもいいです。もし、既にこのフレーズを使っていたら、
Ok, I will ask them again. One moment, please.
で大丈夫です。
他の店を聞かれる
日本人としては理解に苦しみますが、結構他のおすすめの店を聞かれます。
皆さん誤解をしないようにお願いします。これは嫌味ではありません。素直に聞いています。しかし、日本人である私はライバル店を教えるのは抵抗がありましたので、
I'm sorry I'm not familiar with other restaurants.
申し訳ありませんが他のレストランはあまり知りません。
毎回これで済ませてました。
諦めたら
最終的にはゲストも諦めるんですが、ゲストが諦めたらさっと電話は切りましょう。そんなに一生懸命謝る必要はありません。
なぜならカナダ人の方々はそんなに一生懸命謝らないし、とにかく電話を切るのが早いです。
決して失礼ではありませんので、一言さらっと、
I'm sorry about that.
だけ言ったら、相手も電話を切るモードになるので極力スマートにさっと切りましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?英語で電話対応は怖いものですよね。特にこうった希望の時間と合わない時など、お客様が怒っているような気がして凹んでしまうことも中にはあると思います。
ただ、一つだけ言えるのは、「カナダ人はもともと愛想はよくない」ということです。電話だと声を1トーン高めに、なんていう文化はカナダにはありません。逆に高い声は子供みたいな変な声だと思っています。なので怖く感じるかもしれませんが、怒っているように聞こえるのは、もしかしたら単なる考えすぎかもしれません。愛想はよくないですが、心優しい人ばかりです。
この記事を読んで一人でも多くの方が英語で接客する現場に立ち、素晴らしい時間をすごされることを心より願っています。
長文ここまでお読みいただきありがとうございました。良かったらスキ・フォロー・シェア・Twitterフォロー・YouTubeチャンネル登録よろしくお願いします。それでは次回の記事もお楽しみに。
ぺぺ
【テイクアウトシリーズ】