接客英語20 テイクアウト:希望時間の確認
皆さん、こんにちは。「英語より笑顔」、ぺぺです。
今回は電話対応シリーズのテイクアウト編「希望時間の確認」です。
電話対応って難しいですよね。分かります。でも、電話対応も質問が出来るようになることで心の負担が軽くなります。今回はそんな質問のうちの一つ、ピックアップの希望時間の確認の仕方をお伝えします。
英語で言うと?
まずは希望時間の確認をするには英語で何て聞いたらいいでしょうか?
注文が一つの場合
What time would you like to pick it up?
です。
注文が二つ以上ある場合
What time would you like to pick them up?
と、聞きましょう。
What time~ で時間を尋ねる表現
would you like でいかがでしょうか?と言う要望を尋ねる表現
pick it up で注文を受け取る、ということですので、
「何時にピックアップされますか?」と聞いています。
単数形・複数形
単数形・複数形というのは英語学習者にとっては初級で習う内容です。
日本語には基本的に無い概念です。慣れるのは難しいでしょう。私も未だに完璧にはなれません。しかし、難しい単語や文法や表現を学ぶのも大切ですが、こういう基礎的なことをしっかりと練習することは、日常会話を学ぶ上でとても大切です。
リンキング
皆さんリンキングって何かご存知ですか?
音が繋がって一単語のような発音になること
です。例えば、「pick it up」です。「取りに行く」、というような意味です。これ「ピック イット アップ」と発音したくなりますよね。でも、実際の発音は「ピッキラップ」(アメリカ英語)のように繋がって聞こえると思います。
リンキングって皆さんどう思いますか?
正直に言うと僕はかなり抵抗がありました。
皆さん抵抗ないですか?私はこう思っていました。
わざわざ外国人ぶった発音しなくたって
「ピック イット アップ」って言っても
通じるんだからいいじゃないか
実はこの考え方大間違いでした。
リンキングしないと通じない
「通じない」と言うのは言いすぎかもしれません。ただ、「通じない」と思って練習していいくらい大切なことです。
リンキングされていない音がネイティブにどう聞こえるか、というとこんな感じです。
「ピック イット アップ」という発音を聞くと、ネイティブは一瞬「??」と止まります。頭の中で、"pick"と言う音と、"it"という音と、"up"という音を連想して、初めて、「あ、"pick it up"って言いたかったんだ!」って感じになります。
それくらいネイティブには聞き取りづらいということです。
リンキングってどれ?
では、リンキングってどのことでしょうか?
What time would you like to pick it up?
・would you
・pick it up
はリンキングです。繋げて発音します。
"What time"もほぼ繋げて発音するんですが、僕はリンキングに詳しいわけではないのでここもリンキングと言うかは分かりません。
リンキングは思いやり
今回一番お伝えしたかったのはここなんですが、リンキングは思いやりです。
外国人っぽく話すのが恥ずかしい、という気持ち
相手に分かりやすく話す、という気持ち
私は恥ずかしいという気持ちのほうが強かった気がします。でも、リンキングしないと伝わらない、ということがだんだん経験を通して分かってきました。やはり皆さんも最初は恥ずかしいかもしれません。でも、リンキングはネイティブへの思いやり、と思って是非恥ずかしがらずに練習してほしいと思います。
実際の業務
補足として、ピックアップの時間を聞くのは実際必要なのか?ということを書いておきたいと思います。
オーダーが決まったら希望時間を聞かず「店側が仕上がり予定時間を伝える」という方法もありますよね。私はそれでもいいと思いますし、実際最初はそうしていました。
ただ、私の場合は、「オーダーの量が少ない時」にお客様に希望を聞くようにしていました。電話でテイクアウトの注文を受けキッチンに通し、上がり時間を確認するとだいたい「最速で作ったらどれくらいか」キッチン側も一生懸命考えるんですよね。でも、「何時くらいのピックアップ希望ですがどうですか?」だと、逆にキッチンにも余裕が出来たりします。
逆に「オーダーの量が多い時」にお客様にピックアップ希望時間を聞くとありえない時間を言ったりします。「作り置きじゃないんだからそんなの無理だよ」とキッチンもピリついたりします。なので、量が多い時はあえて聞かずに店主導で出来上がり時間を伝えていました。
皆さんはゲストの希望は聞いたほうがいいと思いますか?
聞かないほうがいいと思いますか?
最後に
今回は単数形・複数形についてと、リンキングについて書かせて頂きました。両方とも英語初心者のうちから意識するべき内容ですので日常会話をやりたい人は是非意識しながらコツコツ頑張ってください。
実務からすると今回紹介したフレーズは使う機会は少ないかもしれませんが、"What time" や "would you like" などの基礎的な英語表現の一つとして何かのお役に立てたら嬉しいです。
一人でも多くの方が英語で接客する現場に立ち、素晴らしい時間をすごされることを心より願っています。
長文ここまでお読みいただきありがとうございました。良かったらスキ・フォロー・シェア・Twitterフォロー・YouTubeチャンネル登録よろしくお願いします。それでは次回の記事もお楽しみに。
ぺぺ
【テイクアウトシリーズ】