やっぱり映画が好き
お正月休みに2本の映画を観てきました。どちらも期待以上の素晴らしさで年始から充実感に浸れたのでこちらに記載することに。
「型破りな教室」
改めて学校教育の大切さ、子供たちの可能性が無限大であることを実話であるストーリーを通して再認識させられた。こんな先生に人生の早い段階で出会えたことでその後の人生が大きく変わっていくだろうなと思える。
詳しいあらすじは割愛するけど、先生に褒められたことで哲学に興味を持った少女が印象的でした。図書館でたくさんの本を借りてきて夢中になって読み、どんどん知識を吸収していき、哲学からやがて法律問題?の議論ができるまで発展する。せっかく学ぶことの楽しさを知ったところだったのに家族の事情で進学できなくなってしまう。
その子はそれでも希望を捨てずに家族の世話で忙しくても合間に様々な本を読んで、きっといつか復学するんだろうな。
近年日本でも教育格差が広がってこれからもっと深刻になっていくと想像できる。 この映画に出てくるような先生や理解してくれる校長先生が少しでも増えていくことを願います。
メキシコの治安の悪い地域の小学校が舞台でしたがおそらく生徒や家族も全員メキシコ人と思われる。これが多民族だったらまたさらに別の問題が出るのではないか?教育問題の難しさを再認識しました。観て良かった。
「ベルナデット 最強のファーストレディ」
2本目はこちら。 実はそれほど期待していなくてフランス映画が好きなので観た。 ずっと続けていたフランス語をやめて数年が経ち忘れていくのも惜しく、せめて映画は観ておこう思って。私にとっては珍しく映画を観ながら笑ってしまった。それくらいユーモアが効いていて面白かった。
映画の表紙ではカトリーヌ ドヌーヴがローズ色の花柄スーツを着ていて一見女性向きの映画かなと思われそうだけれど、男性でも楽しめる。でもアラフォー世代より若いと1990年後半から2000年くらいの出来事になじみがなくてピンとこないかも知れませんが、フランス政界の舞台裏を知ることができます。
去年職場の忘年会では私よりだいぶ年下の人と映画の趣味が似ていることが分かって2人で盛り上がってしまった。これも映画のおかげ。 今年も可能な限り観ていこう。