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畠山美由紀&藤本一馬 湘南・鎌倉シリーズ 北鎌倉浄智寺

2023年6月11日(日)16:00 開場 17:00 開演
北鎌倉 浄智寺(書院)

昨年11月、「夜の庭」のプレリリースライブに行ってから、畠山美由紀&藤本一馬お二人セットのライブになかなか行けず、ようやくかないました。

北鎌倉の浄智寺は明月院とは逆方向になりますが、やはり北鎌倉なので、あじさいの季節は大変な混雑になります。16:00開場なので夕方で助かったという感じがしました。実際、畠山さんが13時に浄智寺にいらした時はすれ違えないほどの人混みだったそうです。浄智寺は鎌倉五山の一つ。古いお寺です。1281年創設。隣は東慶寺。円覚寺や建長寺も近くにあります。

会場は「書院」と呼ばれるお寺のお庭が見える建物でした。日本家屋の茅葺き屋根の建物です。窓から見えるお庭はとても風情があります。でも暑さ寒さには弱そうです。今回もクーラーが一カ所しかないため、暑い場所と寒い場所ができるので、クーラーを控えめにするために一部窓が開かれました。すると、ウグイスやカラスほか鳥の声とともに音楽が聞こえる状態に。しまいには蛙の声まで聞こえてきました。車の音や人声はまったく聞こえず、自然の音だけ。滅多に出来ない素晴らしい体験でした。

「夜の庭」はとてもクオリティの高い曲が並んでいるので、どの曲を演奏してもうれしい。その上、今回は雨の季節なので「雨シリーズ」で雨の曲を2曲カバー。「Rainy Days and Mondays」はアルバム「Rain Falls」に入ってる曲ですが、原曲より半音下だそうです。このキー、畠山さんに本当に合ってる気がします。とてもいい。「雨の街で」もユーミンですが、ユーミンの曲はユーミン以外の人が歌うと「ユーミンってやっぱり天才」と私は思います。最後いきなりメジャーになるという展開に演奏するお二人も「すごいすごい」と。

畠山さんはライブでは「Todo O Sentimento」や「If You Ware Coming In The Fall」を歌う前に詩の翻訳の朗読をしてくれます。美声なので、これもまたいいです。

一馬くんのギターは相変わらずステキです。それにしても彼は1年のうち何回ライブやってるんでしょうね。100回は超えるんじゃないですか?働き者だなぁ‥。

畠山さんは途中MCで雑誌「昭和45年女」に寄稿されたエッセイのことを話されていましたが、畠山さんもEverythihg but the girlのTracey Thornが好きなんだ。なるほどな‥と。あと「声音」のマニアであるとのことですが、すごくわかりやすいのが“Joni Michellはすごく尊敬しているけれどあまり惹かれない。SadeやTracey Thornのような低くてシックな声が好き”ということにとても共感しました。私が畠山さんの“声音”が好きなのも納得できます。

湘南・鎌倉シリーズというのはお二人のお住まいが近いことから始まったものだそうですが、カフェなどとても小さな場所でライブをやってくれます。今回も60名です。この規模では生声・生音が聞こえます。実際、ときどき畠山さんはマイクを意図的に離して歌っていらした。客席数‥。近場だから出来ることでしょうけれど、ギャラちゃんと出てますか?という不安に駆られるほどです。

絶対お得です。また行きたい。

セットリスト(順番に自信がないので番号振りません。こんな曲をやったはずという記憶です。抜けもあるかもしれません。ご指摘いただけると幸いです)

The Pledge Of Friendship(藤本一馬 Dialogs)
古い地図(夜の庭)
叶えられた願い(Rain Falls)
Rainy Days and Mondays(Fain Falls)<The Carpentersカバー>
雨の街で(Fragile)<松任谷由実カバー>
Todo O Sentimento(夜の庭)
Sky And Sea (Blue in Green) (夜の庭)
夜の庭(夜の庭)
新しい眼(夜の庭)
浅緋-Asaake-(夜の庭)
If You Ware Coming In The Fall(夜の庭)
Tea For Two<Doris Day カバー>
幸せでいて(夜の庭)
en. わが美しき故郷よ(わが美しき故郷よ)


会場
書院から見えるお庭
竹林


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