毎日ご機嫌に生きる方法
どうも、世界と人間のすべてに興味のあるひと@シリコンバレーです。
ただいまカリフォルニア夏の風物詩、停電ナウです。
こちらに住んでいると、年に1-2回は必ず停電になるので、驚くことではないのですが、昨日買ったばかりのJapaneseお肉が傷まないか心配です。
それはさておき、ご無沙汰してます。
最近は国際的に通用する資格を2つほど取ろうと思って、暇さえあればパンツ一丁で机に向かう日々です。おかげでなかなか筆が進まず、数週間ぶりの投稿となってしまいましたが、安心してください。
履いてますし、元気です!
今日はタイトルの通り「毎日ご機嫌でいる方法」を考えてみたいと思います。
ズバリ結論からいうと、毎日ご機嫌でいるための一番の方法は、
毎日ご機嫌でいること、です。
ん?
毎日ご機嫌でいる方法が、毎日ご機嫌でいることってのは、文章としておかしいだろうって?
世に「小泉進次郎構文」と呼ばれる文章があるそうですが、それではありません。
これは、
ご機嫌に振る舞っていると、(結果的に)ご機嫌な状態になれる(可能性が高くなる)
ということです。
そもそも僕たちはどんな時にご機嫌な状態になるかというと、
近所の子供が元気に挨拶をしてくれた
意図通りにプロジェクトの予算承認が降りた
「お母さん今日のご飯なに?」「ハンバーグよ」
こういうことですよね。
じゃあ、こうした結果はどうすれば起きやすくなるのかといえば、
自分から子供たちに対してご機嫌に挨拶をする
ご機嫌にお母さんの肩を揉む、買い物を手伝う(&ちゃっかりひき肉を買う)
上司の機嫌をとる などなど
つまり、ご機嫌に振る舞っていると、自分にご機嫌が返ってくる確率が高まります。
また、ご機嫌に振る舞うことで、だんだん脳が「あれ、俺って今ご機嫌なんじゃね?」って勘違いし始めて、何とかミンとか、何とかフィンみたいな脳内物質を分泌し出して、結果的に本当にご機嫌になっていたりするんじゃなかろうか。
人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいのだ的な、こすられまくった古典的名言を取り出すまでもなく、
掃除やる気起きないなーと思いつつ、いざ始めると徹底的にやりたくなる、
とか、
筋トレ億劫だったけど、10回だけ腕立てしたら、だんだんやる気が出てきて気づいたら肉体をいじめ抜いていた
とか皆さんも経験あるアレと似たようなもんだと思います。
ご機嫌でいることが、ご機嫌でいられる可能性を高めるというのは、そういうことです。
で、そもそもなんでこんなことを考えたかって、
今朝、近所でコーヒーを飲みながら勉強していた時に、やたら店内が賑やかだなーって思ってみてみると、ほとんどのお客さんが一人なんですよね。
ツレがいるわけでもないのに、店内ではワイワイガヤガヤと、会話が飛び交っている。
なんでだろう?
もっとよく観察してみると、店員とお客さん、あるいはカウンターで飲み物を待つお客さん同士が喋っているんだと気づきました。
それも朝の7時から、やたら大きな声で、笑いながら。
こっちでは初対面の人に「How are you?」って聞くのがマナーになっていて、
それに対しては、基本、そんなに調子が良くなくても、ニコニコして「great」とか「doing well」とかって返すのがマナー。
あとは飲み物のオーダー時に名前を聞かれて、渡す時に呼ばれる形式が多いから、そこでもまた一つ、コミュニケーションが生まれる。
あぁ、こうやってご機嫌にコミュニケーションを取ることが、結果的に、ご機嫌を増やしているんだなぁーと思いました。
もちろん、この国固有の、もともとの気質みたいなものもあるんだろうけど。
いま書いていて思い出したのですが、以前、うちの会社役員のひとりがいつも上機嫌で楽しそうに働いているので、「なんでいつもそんなに楽しそうに仕事ができるんだい?」と聞いてみたことがあります。
その時、彼女は「いつも楽しそうなことを探しているからよ」と答えたので、「でも、そんなに毎日毎日、楽しそうなことなんてなくない?」と言った僕に、笑いながら返してくれた言葉が心に残っています。
「(楽しそうなことは)あるかないかではなくて、そう思うかどうかじゃない?」。
これも、本質的には同じことなんだろうなぁと思いました。
あるいは、僕の親友で都内にカフェを開いたやつがいるのですが、彼もまたザ・ポジティブマン。
たとえ窮地に追い込まれても、まるで今朝宝くじにでもあたったみたいなテンションで笑っているんです。
そいつが高校時代に発明した「プラス思考ゲーム」というものがあります。
「心の中でネガティブに思っていることを口に出して、即座にそれを『でも』で繋いでポジティブな言葉に言い換える」という、今思い返せば、変な宗教みたいなゲームです(笑)。
「うわ、今日は部活で走り込みの日だ。でも一番身体が鍛えられるし、試合で疲れにくくなるから結果的に最高だな!」
「今日弁当持ってき忘れちゃった。でもお腹が空いたらそれだけ美味しく食べれるから逆にラッキーだな!!」
的なことです。
バカバカしいなぁと思いながら友達とやるんですが、ポジティブなことを言っているうちに、だんだん本当にポジティブな気持ちになってきちゃう。
もちろん、前向きに取り組めば、そうでない場合よりも良い結果も出やすいから、余計にポジティブになっていくというわけですな。
最近、1月に本を出版したのですが、こんなふざけたレビューが載っていました。
おいっ!笑
誰か知らないけど、ざついぞっ!笑
きっと心優しい友人の誰かが投稿してくれたのでしょうが、ちょっと笑ってしまいました。
こういうのは友人だとしても普通、もうちょっとサクラ感がないように書くのがセオリーなんですが、文章に満開のサクラが咲いちゃってやがります。
でもこれも結局は、世の中に一定数いる「いつもご機嫌に生きているやつら」に共通する姿勢なのではないか、なーんて思うわけです。
面白がってワクワクセンサー全開で読むのと、そうでないのとで、受け取れる情報量が同じはずがない。
「面白かった」と感じる割合が多くなるのは、どちらか。
答えは、明白ですね。
ここまで。
むちゃくちゃ当たり前っちゃあ当たり前の話で、すでに数千年も前からあちこちで言われてきたことで、何も目新しいことではないのですが、それは裏を返せば、それだけ普遍的な真理である、ということでもあるよなぁと。
それに、この場合は知っていることはあまり重要じゃなくて、やっているかどうかがより重要。
やるといっても、目バキバキにして肩ぶん回してマンキンでやる必要はなくて、多分、こんな感じの日常のちょっとしたことでいいんだと思いますが。
挨拶の時、1音くらい高い声でご機嫌な調子でしてみる。
電車の中や、道を歩く時に、ちょっとだけご機嫌な顔をしている。
ラインのスタンプを返す時、気持ちテンション高めのやつを返してみる。
目の前に、上機嫌なひとと不機嫌なひとがいたら、どちらに声をかけるかという話であり、いつもニコニコと挨拶をしてくれるひとと、仏頂面を引っさげて俯いているひとと、どちらと仲良くなりたいと思うか。
いっつも不幸の問屋みたいな顔をしているひともいれば、幸せのバーゲンセールみたいな顔をして周囲に明るく振る舞うやつもいる。
どっちと一緒にいたいか。
どっちの方が、得をしそうか。
3歳の子供でも知っていることですが、80歳のお爺さんでも実践は難しい。
29歳の僕はといえば、
仕事と勉強で連日追い込まれまくってますけれども、安心してください!
吐いてますよ!
でも、忙しい中でも、ご機嫌にやっていきたいなぁと思った今日この頃でした。
# 吐いてはないです、ジョークです
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