「ともくらフェス」に参加してきました

外国人が多く暮らす埼玉県川口市で、今年も「ともくらフェス」が行われました。同市のNPO法人「在日クルド人と共に」が主催する、多文化共生をみんなで体験しようというイベントです。

公式ページ↓

https://tomokurafes.jimdosite.com/

会場は、川口駅から徒歩圏にある「元町並木公園」。園内に、外国人支援などを行う団体がブースを出し、活動の紹介、料理や手工芸品の販売を行っていました。収益の一部は、個々の活動・運営資金や、外国人支援に活用されるそうです。

去年の第1回に続いてカフェバグダッドは、在日クルド人が設置したブースの一角に作られた関連書籍販売コーナーで、お手伝いをしました。クルド料理を含めた中東料理を紹介するZINEなども販売し、その一部を「在日クルド人と共に」寄付しました。お立ち寄りいただき、お買い上げいただいたみなさま、ありがとうございました。

書籍販売コーナー

会場を回ってみると、各国のバラエティーに富んだ「食」に引き付けられました。トルコのクルド人の料理、ミャンマー、チベット、ウクライナ、スリランカ、ベトナム、ナイジェリアなどなど。さまざまな事情を抱えながら、日本で暮らしている人たちの心意気が伝わってきます。食文化は、そうした彼らの心情・状況を理解するための入口となる「媒介」としてとても重要だと改めて感じました。

ウクライナのブース

ステージでは、外国人との共生に向けた課題を考えるトークが行われ、各国の踊り、歌なども披露されていました。

これまで触れ合う機会がなかったという人も、外国人と身近に接することで、より親近感を深めることができるという良い機会になったのでは、と感じました。

晴れの天気に恵まれまれたものの、冷たいからっ風が吹きぬけていましたが、訪れた人たちの多くは、休日のイベントを心から楽しんでいるようでした。