コロンビア内戦を背景にした"西部劇"…「アディオス・アミーゴ」
2024年の東京国際映画祭が始まった。福岡に巡業に行っていたこともあり、日程3日目からの参戦になった。最初に鑑賞したのは、コンペ出品作の南米コロンビア映画。
舞台は20世紀初頭、内戦下の渾沌とした世情にある同国。政府軍と反政府軍(革命軍)が入り乱れる山岳地帯で、利害で同盟し、対立する人々を笑いもまじえて描いている。
「マカロニ・ウェスタンのスタイル」が採用されているというが、登場する「小道具」は南米らしいものが多い。コロンビアという国を知るために直接役立つという感じの作品ではないものの、コロンビア人の発想や世界観を知る手がかりにはなりそうな映画だった。
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