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【トルコ南東部を行く】⑳歴史を感じる迫力ある城塞をのぞむホテルにて
トルコ南東部を横断する旅は、ガジアンテップを高速パスで出発して東のシャンルウルファに到着。ガジアンテップと同様、この街も中心部に城塞がそそり立つ。かつてはエデッサと呼ばれた歴史ある街。ホテルは城塞を遠望できる場所にあった。
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城のまわりには、預言者アブラハムゆかりといわれる「聖なる魚の池」など、歴史を感じさせる古蹟がいくつもある。
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池には魚がたくさん泳いでいて、観光客がエサを買って池に投げ入れる光景が見られた。
城塞の近くに、以前ウルファに来た時に訪れたカフェがあるのを思い出し、ホテルにチェックインしてから、ぶらぶら歩いて行ってみた。
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「チフト・マカーラ」というカフェで、洞窟の中にある。ゴツゴツとした岩の壁と天井が不思議な雰囲気をかもし出している。
閉所恐怖症というか、開放的な空間のほうが好みなので、屋外席に座り、ザクロジュースを飲む。
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このカフェには、シリア人の店員が何人かいるようだった。ムスタファは北部アレッポ出身。ムハンマドは中部ホムスの出身だという。ムスタファは、シリア内戦を逃れ、2012年にウルファにやってきたと話してくれた。
翌朝のホテルでの朝食は、こじんまりとした中庭で。前日チェックインの処理をしてくれたクルド人のイナンルが1人で準備してくれていた。
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飾り気はないが何種類かのチーズ、黒と緑のオリーブ、トマト、平たい形のエキメッキ(パン)。
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そして、印象的だったのが、赤唐辛子がたっぷり入ってスクランブル・エッグ。思ったほど辛くはなく味わい深い。「イソット」と呼ばれる唐辛子で、ウルファの特産でもある。
チャイを飲みながら、こうした素朴な料理をゆったりと味わう朝食の時間は、トルコの旅の醍醐味だ。
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