ISが失った領地で大火災、少数派ヤジーディ迫害の証拠焼失の危機
ISは今年3月、シリア北東部の町バグズでの戦いに敗れ、すべての実効支配地を失った。かつてISが占領していたイラク北西部からシリア北部にかけての土地は主として草原や耕作地。その一帯の各地で大規模な火災(野火)が発生し、大きな被害が出ている。
中東のニュースサイト「アルモニター」によると、シリア北部で自治を行うクルド人組織は、火災がシリアのアサド政権やトルコ政府、ISがけしかけた放火が原因であるとの見方を示した。クルディスタンを混乱させ、アラブ人とクルド人の間の対立を引き起こそ