#116 エコなカフェ
川に沿ってずっとずっと山の方へ向かった。
深く青い色の川が眼下に見えてきれいな自然に気分が上がる。
土手で風に涼しげに揺れる銀色のススキを目にしながら
秋のドライブ。
山の中にあるカフェが目的地だ。
最近は、山の中にこんなお店が!と
驚くようなおしゃれなカフェ、レストランが増えた。
自然の中にあるから、もちろん眺めはいいし、
癒し効果抜群。
自然がお店のすごい武器になっている。
私が行ったそういうお店は料理へのこだわりもあり、
できるだけ自然ものや土地のものを使って作られていることが
多いなと感じてる。
店内は開放感があって明るい。
センスのいいインテリアや窓から見える木々の緑、
静謐というのかな、そんな感じの静かな空間。
とても落ち着く。
テーブルには野の花が生けられていて、
窓の外に見える緑やその向こうの青い空を眺めたり、
それだけで癒される。
慌ただしさもなく。
時間が静かに過ぎて行く感じ。
よく見ると、店内の電灯のポールに白いふくろうがとまってた。
ランチの時間より早く着いてしまい、
スコーンのセットなら準備できるということでそれを注文。
地産地消。
地元のものを使った料理だ。
大ぶりなカップに入って出てきたのは、さつま芋のスープ。
ほんのり甘く、とても美味しかった。
どれも、素材の味を生かした優しい味付け。
箸は木のナチュラルな物だが、使い捨てではなく、
クルンと巻かれた自然の葉っぱが箸置きになっていて
とても素敵。
料理にも、飾りに木の葉があしらわれていた。
食べ残した分は持ち帰り可能で、
コーヒーのミルクと砂糖も必要な物を聞いてくれて、
テーブルに出される。
全てがエコなエッセンス。
窓から、お店の方が脚立に上がって何かしているのが見えたが、
料理に使う葉っぱをとっていたのかな?
テーブルには、お店のこだわりポイントが書いてあるメニュー表があった。
使い捨ての食器は使いません。
おしぼりは必要な方にだけお渡しします。
お料理に使う食材は、無駄な部分が出ない調理を心がけます。
トイレに使い捨てのタオルはありません。
レシートは必要な方のみ、手書きでお出ししています。
使用している洗剤は、すべて自然由来のものです。
などなど。
私もできる範囲でエコを心がけているつもりだが、
便利さ、かわいさ優先で
使い捨てのものを利用することもある。
こういうところに来ると、
改めて地球のことを考えさせられるきっかけとなって
刺激を受ける。
ここ何年かで袋が有料になり、
エコバッグは浸透しているし、
洗剤もボトルを一回一回捨てなくていい
詰め替え用が普及。
ゴミを減らす運動も増えてきている。
あまり考えずに普通にゴミを捨てていたけれど、
ゴミの廃棄場所がない問題も聞くし、
ゴミ処理に関わる方たちはその深刻さを目の当たりにしている。
他人事という感覚を
なくさないといけないなと思う。
エコについて、
カフェの時間を楽しみながら学べたお店。
🌱お読みいただき、ありがとうございました(^ω^)