嘆きの泉
8月が終わった。
生徒達の夏休みも終わった。
2学期が始まる。
ということは、夏休みで生活リズム崩れた生徒達が、規則正しいリズムに戻す時がやってきたということ。大人でも、一度崩れた生活リズムを戻すのは難しい。ましてや、子供達なら、尚のこと。
教室閉める1時間前ぐらいに来る生徒達は、特に忙しい子達が来る。つまり、疲れがピークで、お腹も空いてイライラした状態で来る。
この前、そんな生徒が2人来た。
1人は夏休み終わって2学期始まった小5女子。
もう1人は、もうすぐ夏休みが終わる小5男子。
2人とも、いつも文句言いながら解くタイプ😅
そんな文句を聴きつつ、プリントを解かせる。
でも、この前は…文句というレベルではなく…彼らの感情の防波堤が決壊して、嘆きのオンパレードに。
普段なら、多少なだめれば収まるのに、この日は留めなく言葉が出て、止まらない。
「夏休み終わって、学校始まって疲れてるから、今日はやりたくない。もう今日は無理。」
「もうすぐ夏休みが終わるんだから、夏休みの最後ぐらいドカンと花火上げるぐらいの気持ちで、ゆっくりさせて。今日はやらずに帰らせてよ。」
2人の気持ちはよーく分かる。
やらなければいけないことでも、やりたくない、休みたい日はある。
「今日はやらなくていいよ。」
と、言ってあげられたらどんなに良いか。
でも、親御さんから月謝を頂いているのだ。
何もさせずに帰すわけにはいかない。
吐き出した言葉を受け止めて、なだめながら…
「直しプリントだけでもしてみよう。よし、このプリントは終わったから、もう一枚やってみない?」
「今日は一緒に解いてみよう。まず、この問題音読してみよう。読んだら、さっきより分かるようになったんじゃない?」
声をかけつつ、寄り添いつつ、乱れた心を落ち着かせ、少しずつ問題に集中させていく。
経済的には恵まれてるけど、親御さんが忙しく、毎日孤食の日々。都内の私立に通う彼は、学校の友達と離れて暮らしているから、ネットのゲームだけが癒しの時間。
苦手になってしまった勉強を何とかさせたい親御さんは、大量に宿題を課すことで、何とかしようとする。本人の意思に関係なく、どうしたいかを彼女に聞くことなく。
2人の置かれたタフな状況。
小さななストレスが重なっての嘆きの嵐。
一見、勉強したくない我儘のように見えるけど、そうでないことも多い。
私は彼らに何をしてあげられるのだろう?
彼らの嘆きを受け止めて、少しでも心を軽く出来たのなら良いのだけど。
でも、その前に、少しでも学力上げるべく、自学出来るようにせねば。
それが一番の難題🥹
今月も頑張ろう。
お疲れ様でした☕️
*編集後記
2ヶ月ぶりの更新になっちゃいました😅
通常運転ですね…
書きたいと思った時に書けないのが殆どで、下書きに3、4個入ったまま…書くこと忘れるを繰り返してしまい、削除で、今に至る🤣🤣🤣
台風は大丈夫でしたか?
今年は特に雷雨が酷く…亜熱帯気候と呼べるぐらい蒸し暑い日本ですよね🥹
今日から9月。
勤めてる教室の一つが、経営の先生が来月から変わることになり…新しい先生が来ることに。
今月はその移行作業に移るので、忙しい9月となりそうです。