コロッケと夏の休日
夏休みシーズンに突入していよいよ繁忙期、という当店の週末営業が驚くほどパッとしなかったため、定休日のわたしは気持ち的にはやや低めでしたが体力的には元気でした。
そこで、この日の夕食はコロッケに決定。
最近目にしたこちらのお二人の記事の影響です。
お店のコロッケも美味しいけれど、家で作る家庭のコロッケはまったく別の味わいがあります。
わたしは、最後の晩餐の話題になると、必ず「祖母の作ったコロッケ」と言うことにしています。
祖母は16年前に亡くなっておりますが。
この日外出予定だったので、朝のうちに下ごしらえを済ませました。
ジャガイモはレンジでチンして潰す派です。
衣のパン粉は、当店で大量に出るパン耳をフードプロセッサで細かくしたもの。
もう十数年パン粉は買っていません。
ここまでの「揚げるだけ状態」にしたら、冷蔵庫へ。
全部で15個ありますが、これで夫婦2人分です。
コロッケは毎回少なくとも12個は作りますが、さすがに多いかなと思ったので一人暮らしのご近所さんへ少しお裾分けしようと考えていました。
この段階では。
さて、コロッケの仕込みも終わったので、庭のブルーベリーを収穫してヨーグルトと珈琲だけの朝食に。
この日のランチはピザ食べ放題に行く予定だったからです。
夫はおやき(信州の郷土食で、味付けした野菜等を小麦粉の皮で包んだもの)も食べていました。
いざ、夏らしい青空が広がる湖畔のピザ食べ放題のカフェへ。
「お腹一杯だねえ。夕食のコロッケ入るかなあ」などと言いながら、帰り道に焼トウモロコシを頬張る夫。
さらにジェラートも食べました。
それでも、夕食のコロッケは夫8個、わたし5個食しまして残ったのは2個、結局ご近所さんにお裾分けするに至らず……。
夏は疲れがたまりやすく、ちょっとした気分転換のお出かけも控えてしまいがちなのですが、久しぶりに夏休みらしいお天気と景色と食べ物を味わって、芳しくなかった週末営業の記憶も吹き飛びました。
コロッケも作って良かったです。
わたしの夏の休日の一コマでした。